私の症状に応じた治療に関する内容となりますので、シモ系の話も含まれます。

 

【入院2日目】


 

朝食後(ここまで普通食)、放射線科に呼ばれて初のリニアック骨盤内照射。

室内には音楽が流れていて、天井には青空と木々の吹き抜け調の写真パネルがあって、リラックスできる雰囲気づくりがなされていた。

私は固い台の上に仰向けになって、バスタオル大の布の下でおパンティーを脱ぎ、位置を確定してじっとしているだけ。

私の周りを機械がゆっくり回り、ちょっと宇宙船操縦席のような密度を感じた(割と距離が近い)。

照射する時、ピロピロピロと音がするので、可能な限り息を止めていた(別にそうするよう言われているわけではないが)。

所要はものの15分程度。

ラジオ体操のカードみたいなものにハンコをもらって終了。

 

それが終わってから抗がん剤、シスプラチンの投与(看護師さんが防御用のエプロンとゴーグルを着用するくらい皮膚に付くとまずい薬らしい)

私の場合、自己導尿を継続中だったので、

「途中で導尿するのは大変だから、明日の朝までバルーンカテーテル入れておきましょう」となり、また、前回入院中みたくカテーテルに繋がれ、バッグに集尿された。

しかし、投薬中は意識的に飲水を多めにしなくてはならないし、投薬自体も利尿作用に配慮されているから、「トイレに行くことを考えなくていいなんて、ラクチン」だった。

シスプラチンが体内に入ってくると、途端に体が重くなって起き上がるのもおっくうになったので、“こりゃ、寝るしかない”と開き直って熟睡した(こういう時も尿意を気にしなくていいのがラクだった)。

シスプラチンの後に生理食塩水を投与されたら、汗ばんでシャキッとして少し元気を盛り返したが、食欲不振を招きそうな気持ち悪さは残って、以降、食の好みが大きく変わってしまった。

 

吐き気止めの飲み薬を服用、シャワーはスキップして、その日は就寝となった。

 


 

昼(スマホ電池切れで撮れず)、夕食は起き上がらなくても摘まめるように工夫されていた(きめこまやか)

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