2022年9月:子宮頸部高度異形成で「円錐切除」
2023年3月:子宮頸部腺癌1B1期で「広汎子宮全摘出手術(+骨盤内リンパ節郭清)」


・・・を経て今に至るのだが、そのステージ毎になんせ初めてのことだから、色々情報収集が必要になるわけで、お話を参考にさせて頂いたのが、動画(YouTube)や病棟の癌サバイバーさん達。

動画の方は大きくは、芸能人で子宮頸がんに罹った方々と、子宮頸がんに罹ったのを契機にYouTuberになられた方々とがいらっしゃる。

 

後者の方々はいわゆる一般人だが、ナゼか40代くらいまでの美しい方々ばかりがお勧め動画に上がってきて『子宮頸部の癌細胞は美人に寄生する』という検証結果でもあれば大いに私を喜ばせてくれるが、多分、『同じ内容の話なら美人から聞きたい』という、悲しいかな視聴者側の嗜好が反映されているんだろうな。

 

最初は情報量が必要だから手当たり次第動画を見ていたが、考えてみれば、芸能人の方々はヘタな情報発信をしたら他の仕事にまで弊害が及ぶ芸名を背負った覚悟で臨んでいるに違いなく(素人の方々は動画と仕事との連動はそこまでシビアではないと思われ)、なので、今は芸能人癌サバイバーと所属を明らかにした医師の方々の動画から学ばせて頂いている。

 

婦人科病棟で出遭ったサバイバーの方々は、人数的には少なかったが(話せる病状の人、会話を好む人に限定されたため)、一人、すごいベテランの方がいた。

 

その女性は70代後半でとても発声が綺麗で上品な御婦人だった。
上品な口調でサラッとしゃべった、その方の癌歴にビックリ!

 

50歳で乳癌で全摘出+リンパ節郭清 → 甲状腺の腫瘍摘出 → 胃癌で胃を1/3切除 → 子宮体癌で子宮摘出 → 追加治療として抗がん剤投与のため、点滴ルート確保のためポート埋め込み手術(上肢・下肢ともリンパ浮腫リスクがあるから鎖骨下に点滴用USBポートみたいなのを埋め込む)で入院 ←当時ココ

 

ナント!四半世紀以上、癌と闘っている方なのだが、

 

「子宮の手術をしたのが2月だったんだけど、その前にちょっとドジって鎖骨と踵を骨折して12月にも手術入院してたのよね。ホント、入院ばっかりしてる・・・」
と、ケロッと言って、
「もし、今度会ったらお茶しましょうね」パー
と、不確かな約束をして元気よく退院して行かれた。

癌サバイバーには10年超の方々も珍しくなく、最初の癌が早期発見だと、経過観察中に再発・転移が発見されるので(待ち受けている感)、早期発見を繰り返す癌との共存循環が垣間見える。

私は体質、気質から根拠なく長生きしそうに思っていた(100歳超まで生きるんじゃなかろうか?くらいに)のだが、子宮頸がんに罹って広汎子宮全摘出という比較的大掛かりな手術までした今となっては、

「スロージョギングと旅行ができる体力を温存して70歳を越えたいもんだな」

と謙虚(?)な目標に改めた。

今回の「広汎子宮全摘出手術入院」をテーマとしたブログ記事は一先ずここで終わりとなります。
長らくお付き合い頂きありがとうございました。


子宮、卵巣、リンパ節などの病理検査については、既に結果を聴取済みですが、一旦、他の話題で空気を換えてから、改めて触れたいと思っております。

(読んで下さっている方々も息が詰まりますもんね)


 

にほんブログ村 家族ブログへ