ちなみに私は超還暦で、今回の広汎子宮全摘出は閉経後のことなので、
フツー、子宮と卵巣を摘出しても、直接的な弊害はほとんど無いと見られている。

これが40代以下の女性だったら、更年期障害が引き起こされてしまうので、
卵巣を残す可能性を模索したり、術後にホルモン補充療法を受けたりすることになる。

なので、

極めて個人的な特異な体験なのだが、

2つばかり不思議なことが起こった。

 

 


① もしかして、これがホットフラッシュ!?

 

全く意識していなかったが、今更ながらに私の卵巣はとても優秀だったらしい。

 

なぜなら、私は更年期の時に身体現象として起こったのは閉経だけだったからだ。
代表的なホットフラッシュと言われるのぼせや発汗は体験せずに済んだ。

 

今回、手術を受けて2日目、突然、2回も頭まで濡れるような汗をかいてビックリした。
その時は“体拭いてもらったばっかりなのにな・・・”と、タイミングの悪さを感じたが、

今になって思うと、卵巣2つの決別の置き土産だったのかな?・・・と思えなくもない。

 

 


② 偏頭痛が消滅した!?

 

子どもを帝王切開で産んだ翌日、今まで味わったことも無い激しい頭痛に見舞われ

思わずナースコールをして鎮痛剤を頂いた。

 

それが切っ掛けで、

産後、生理前1週間を切ると、必ず頭痛が1回起こるようになり

鎮痛剤の常備が欠かせなくなった。

 

閉経後は不規則に数ケ月に1度のペースで頭痛が起こるようになり

1回起こると2、3回は薬を飲まないと収まらなくなった。

 

こんな経験から

自分の偏頭痛は子宮の変化と密接に関係していると確信するに至った。

 

昨年9月、円錐切除手術で子宮頸部の一部を切り取ったが、

その時も心配していたとおり、手術の翌日に頭痛が起こり

鎮痛剤を処方して頂いた(1回の服用で済んだ)。

 

だから、今回の広汎子宮全摘出手術という、子宮を大きく動かす手術では、今まで経験したこともない激しい頭痛に見舞われるんじゃないかと、内心ビクビクしていた。

 

ところが、麻酔から目覚めたら、アタマは快晴状態のクリアさ(平常時より冴えていた)、麻酔が完全に体から抜けたらすごい頭痛が襲来するのかもしれない・・・と、覚悟をし直したが、

結局、16日間の入院中、一度も頭痛に見舞われることがなかった。

 

それどころか、術後1ケ月を経過した今も偏頭痛は一度もやって来ていない。
もしかしたら、子宮が偏頭痛を連れて行ってくれたのか?

 


子宮も卵巣も私のためによく働いてくれた。
墓場まで連れて行ってやれなかったのが、ホント、申し訳ない・・・。ショボーン



 

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