※ 前回階らの続き。今回で最後です。
⑥ 購入確定者と銀行がインスペクターを派遣
購入者が確定して終わり!・・・じゃない!!!
ここからがシリアス。
まず、購入確定者がインスペクターを派遣してきて、井戸水の水質と水量をチェック。水量についてはバスルームとキッチンの蛇口を同時に30分くらい開けっ放しにされた。
浄化槽のチェックは色付きの液体を流し、外部に染み出て来ないかチェック。
井戸と浄化槽の距離もチェック。
数日後に合格判定が出てホッ。
・・・も束の間、今度は購入確定者がローンを組むにあたり、銀行がインスペクターを派遣してきた。
ガレージと地下室の何やら配電関係の部品が足りないと言われたが、購入確定者の旦那さんが来て直せるレベルの話だった。(修繕後の証拠写真を弁護士に提出しなければならなかった)
こちらも合格!
この二者から派遣されたインスペクターのおかげで
売主はほぼ一週間身動きが取れなくなる。
もし、引越の段取りを進めていてインスペクターの助言により大規模修繕が発生したり、取引自体がキャンセルになったりしたら、売主に計画の変更・中断に伴う金銭的な損害が発生する可能性があるからだ。
なので、家の引き渡し日は余裕を持った上で売主が強権を発動した方がいい。
⑦ 家の引き渡し(ヘタすると売主はホームレスに)
ウチはまだこれからなので、経験に即したことは言えない。新オーナーの銀行で各々書類記載、ウチからは鍵を、先方からはチェック(小切手)をもらうらしい。
権利書等は弁護士が預かっている。
新オーナー夫婦は感じの良い人達で、引き渡し日の延期にも応じてくれたが、
双方の弁護士がやはり情より法を重んじる立場なので、
二家族の間で決めていた期日を
一週間短縮しやがった。
売主がすんなり新居に移れれば良いが、先の二者から派遣されたインスペクターの点検が終わるまでは引越の行動に出られないので、どうしても転居のスタートが遅れる。
銀爺の知り合いも家を売って引越す途上らしいが、すんなり新居に移れなくて繋ぎに友人宅に居候していると言っていた。
近くならいいが、ウチのように引っ越し先がサイパンとなると、新型コロナの影響による飛行機の減便などで身動きが取れなくなればホームレスまっしぐらだからな・・・。
⑧ その他
家具・家電の始末は、我が家では、新オーナーに売却・残留(タダで置いて行く)の打診 → フェイスブックで販売 → サルベーションアーミーや教会へ寄付・・・と、ブレークダウンさせる方法を採ったが、フェイスブックでほぼ売れてしまい(相当安くしたからね)寄付にまで行き着かなかった。
アメリカは車社会で、ましてや田舎だとピックアップトラック所有率も高いから、フットワーク軽くホイホイ取りに来る。
中には家具を値切って来た人もいたが、個人使用以外に転バイヤーも混入しているので、値切りには一切応じなかった(転バイヤーを肥えさせるだけだからね)。
こんなところが総括かな・・・。
まだ完全に終了したわけじゃないが、サイパンに着いた頃には遠い過去になっていそうな気がするので(過酷なサバイバルで・・・←実はもう始まっている)、今のうちに書いておいた。
次は立地特性に絡んで東海岸の一部の州は気を付けた方がいいことをインスペクターに指摘されてしまったので、そのことについて書こうと思う。