リン → 源泉 に続いて攻略キャラ三人目はシキ。
攻略キャラ中、一番男前だと思う。
今までエンディングは1つだったのに、3つあったので、少し時間が掛かった。
リンと源泉の結末は穏やかなものだったが、シキ√は『咎狗の血』らしい狂気と暴力による支配が色濃く、ハッピーエンドでもそう単純じゃないと予想されたので、見応えがあった。
主人公アキラもバトルは強いが、シキはそれを凌ぐ強さと絶対的な自信を持っていたから、アキラも遭遇と共に斬り捨てられてもおかしくなかった。
・・・が、アキラの強者を前にしても卑屈にならない真っすぐさに興味を持ったというのもあるだろうが、やっぱり、目に留まったのは、その美貌だと思うよ。
アキラから見たら雑魚の部類のイグラ(生死を賭けたバトル)参加者に不意打ちを喰らって負けそうになった時も、相手は勝利を確信した余裕から、打ち負かす前にアキラを辱めようと欲が出て、結果としてそれが命取りとなった。
明らかに美貌が延命に貢献している。
相手がブサイクなら邪念も湧かず、勝負に集中できて効率良く勝利を手中に収められただろう。
シキとの組み合わせでは、アキラは“受け”。
3つのエンディングの内、2つは内戦後、シキによる独裁国家が築かれるものだったが、1つでは、アキラはシキの愛人だが、シキの側近にも手を出す自堕落なキャラに変貌する。
もう1つでは、シキの右腕として独裁国家を支えていく。
どっちにしても、弱肉強食、支配者と奴隷の上下関係を国民に強いており、反逆者はすぐに極刑の恐怖政治だ。
もう1つは、宿敵の生物兵器n(ナノ)に打ち勝って以降、目的が無くなったシキは抜け殻のようになる。
だが、過去の恨みから暗殺を仕掛けて来る輩に追われる生活が続き、戦闘意欲も失せたシキに代わってアキラが応戦する日々が続く。
まあ、因果応報だわな・・・という結末で、長閑にハッピーエンドと言えるものが無い。
でも、否応なく戦闘能力の高い男に組み敷かれ、支配されるっていうのは、男女間だと性差の言い訳で逃げられるが、男同士だと自分の存在意義に直結する絶望とか、行き場の無いリアリティーがあって、いいね。
そう、そう、偶然気が付いてしまったのだけれど、シキのセリフの中に“愉悦”という言葉が出て来て、「あれ?あれ??あれ???」となってしまった。
偶然、アニメFateシリーズの中で一番好きな『Fate Zero』を見直している最中で、ギルガメッシュがやたらと“愉悦”という言葉を口にするじゃない?
確認したら、『咎狗の血』の監修に虚淵玄氏の名前が・・・(考えてみたら制作会社、ニトロプラスだ!)。
虚淵氏、『Fate Zero』の監督だったもんね。
“愉悦”という言葉が好きなのかなぁ?
いずれにしても私の好きな世界を描いて下さっている。
次はいよいよメインの攻略キャラ、ケイスケ。
主人公アキラと一番関係の濃いキャラだったから後回しにした、というのもあるが、正直、こういう卑屈キャラは苦手だ・・・。
![にほんブログ村 ゲームブログ 恋愛ゲームへ](https://b.blogmura.com/game/lovegame/88_31.gif)