『夢灯り』は、織田信行を犯人とする「本能寺の変」が未遂に終わった後の話で、「本能寺の変」に匹敵する大事件は無い代わりにほたると攻略対象それぞれとの恋愛に集中できる気がする。

 

ストーリー上、ヒロインほたると年齢的にも恋愛経験値的にもお似合いなのは、森蘭丸と徳川家康なのではないかと思う。

 

竹中半兵衛と黒田官兵衛も年齢的には合いそうだが、半兵衛は結構、恋愛面でも知略に富んでいそうだし、官兵衛は寡黙だが粗野な面があって二人ともほたると釣り合う初心さには欠ける。

 

ただ、官兵衛はなかなかのボケキャラなので、修練所で蘭丸と家康、官兵衛の三人が一緒に素振りをするシーンは、このゲームのボケトリオという感じでいい味を出していた。

 

蘭丸は“信長の盾”、ほたるは“安土の盾”と、同士として価値観の重なる部分が多く、もっとステージが上の家康よりは意気投合しやすいだろう。

 

『下天の華』では気づかなかったが、蘭丸に元祖BLキャラとしての持ち味を生かしているのか、ほたるよりもほたるが変化(へんげ)した武士、七助に結構心を許している場面があって、蘭丸の性癖を深読みしてしまってニヤけた12歳以上対象ゲームなのでそんな意図は無いに違いない)

 

蘭丸は七助と一緒に鍛錬をする時、互いに呼び捨てなのに「良い返事です」と、上から目線の言い方をするのがどうも引っ掛かって、イマイチ蘭丸の立ち位置がわからない。

 

史実では、“城持ち小姓”だったという、かなり信長から厚遇(寵愛?)されていたらしいので、本来、七助クラスなら敬語を使うか気安く話しかけられない相手だったのではないかと思ってしまう。

 

蘭丸√では、蘭丸の弟、坊丸と力丸も登場したのがオリジナルだった。

 

いよいよ攻略対象も少なくなってきたが、次は百地尚光でいくゾ!

 

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