縦への意識改革。(vs 磐田) | オレオのアルビと共に

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J1リーグ 2nd 第13節
vs 磐田(ヤマハS) 主審:扇谷健司
○ 2ー1 (22' レオ、38' ジェイ、89' 山崎)
[試合後順位]
年間: 8勝6分17敗 (14位) ↑
2nd : 4勝0分10敗 (14位) ➡



明るい希望の見えなかった、前節の鹿島戦。

そこで、ようやく監督解任という劇薬を投入したアルビ。

OBの片渕新監督と、レジェンド内田コーチを迎え、必勝を期して挑んだ、アウェーの磐田に乗り込んだアルビサポはなんと約1500人!?

あぁ。行きたかった。。。

就任からわずか数日。戦術的に変化をもたらす事は難しいかな。と、思っていました。

でも、やっぱりサッカーってメンタル大事なんだなぁ。って考えさせられました。

選手全員が一体となり、ボールを持ったらとにかく前を目指す。

まだまだミスも多いし、相変わらずセットプレーでヤられるし、決定的なピンチもありましたが、最後まで体を張り、追い付かれても諦めずゴールを目指して頑張っていました。

チームワーストの5連敗を避け、福岡戦以来の勝利!

残り3戦。優勝に向けて絶好調の浦和はもちろん、ガンバも広島も苦手な強敵ではありますが、今日のように強い気持ちで戦って行けば道は開けると信じて、諦めずに行きましょう!

リーグ戦は、代表戦とルヴァン杯で3週間の中断に入ります。

いい勢いで挑めない残念さもありますが、今、絶好調の浦和をホームに迎えるにあたって、この中断は準備に使えるいい時間だと思います。

この中断を上手く使い、しっかりと準備をして首位・浦和戦を迎えましょう。

試合をする前から諦めていたら何も掴めません。

アルビに勝利することで2nd優勝の可能性がある浦和。

そんな浦和が相手だって、選手一体となって立ち向かえば敵わないことはない。

今日の勝利で間違いなく雰囲気は良くなって来るでしょう。

いい試合が出来るはずです。

諦めずに立ち向かいましょう!

磐田まで行かれたサポの皆さん。勝ち点3のお土産ありがとうございます。凄く良く聞こえてましたよ。選手を後押しできたと思います。お疲れ様でした。

【今日のスタメン】4ー4ー2

Sub:武蔵、山崎、小塚、野津田、端山、増田、川浪
〈交替〉
65' 成岡 ➡ 山崎
71' 指宿 ➡ 武蔵
82' ラファ ➡ 野津田
〈警告〉
47' 松原(2枚目)
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まず、システムは慣れ親しんだ4ー4ー2。

シーズン終盤の時間がない中です。まずは慣れたフォーメーションでやるのは大事ですね。

野津田とギュンをスタメンから外し、果たして大丈夫だろうかと、スタメンメールを見た時点では思ってしまいました。

マサルは、甲府戦以来6試合ぶり、イブは名古屋戦以来3試合ぶり、成岡と竜馬は横浜戦以来2試合ぶりのスタメンとなりました。

DFラインには、マグかと思いましたが、竜馬を起用。

マサル、イブ、竜馬。久々に先発の座を掴んだ選手達は躍動していたと思います。(成岡は、ちょいちょい出てるので、久々感はありませんが、安定感のあるナイスプレーでした。)

********************

磐田は、戦前の予想通り、康裕をSBで起用し(DF登録は3人でしたが、見た感じ4バックだったと思われます。)、前線には怖いジェイとアダイウトン。

強力2トップにトップ下の川辺が絡んで、開始早々にピンチを迎えますが、シュートは守田がガッチリキャッチ。

先制点は与えずにこちらが取りたいところ。

この日、久々に2トップの一角に入ったイブが、今季全然ダメだった、昨季までの懐の深いポストがまた出来るようになっていました。

イブにボールが収まることにより、ラファはもちろん、マサルや成岡、更にはレオや裕紀も上がることが出来る。どうして今まで出来なかったのだろうかと不思議に思っていました。

元々、前への推進力のあるコルテースも活きてきます。

そんな中、イブのポストからマサルが右でフリーになりシュート!

カミンスキーが弾いたところにラファが詰め、ゴールネットを揺らしますが、惜しくもオフサイド。しかし、前節まで見られなかった攻撃で、得点の臭いがします。

すると、またもイブのポストからのパスにマサルが抜け出したところを森下がPA内で倒してPKをGet!

これを、レオが冷静に決めて先制点!

今季、これまで不調のチームの象徴的存在だったイブとマサルが見事な連携で相手DFを切り崩して得たPKをレオが決める。

チーム全員が同じベクトルを向き、とにかくゴールを目指す。いい形が出来ています。

しかし、磐田もそう簡単には勝たせてくれません。FKからジェイの打点の高いバックヘッドで同点にされてしまいます。

目の前でバウンドする難しいボールだったとは思いますが、あれは守田が防いで欲しかった。

その後、得点により息を吹き替えした磐田に攻め込まれますが、舞行龍、竜馬を中心によく耐えたと思います。

ここで追加点を奪われていたらヤバかった。本当によく耐えました。

前半は1ー1で折り返し。

後半に入っても、選手達は足を止めず、ボールを持ったらとにかく前を目指す姿勢を継続します。

特に裕紀の動きが秀逸。レオと連動してチャレンジ&カバーでボールを奪っては前線を走らせるパスを連発します。

確かに、ボールを奪われてしまう場面もありましたが、この日はカバーする選手の意識も高かった。ミスしても誰かがカバーする。これが良かった。

試合も終盤に差し掛かり、走りまくっていたイブ、成岡、ラファに交えてムサ、ギュン、野津田を立て続けに投入すると、代わって入った選手も意識を高くして試合に入って行きます。

特にムサはヒーローになれるチャンスが3回はありましたが、カミンスキーがとにかく凄かった。

これぞ守護神。特に、ムサが抜け出して打ったループを右手一本で止めたシーンは決まったと思いました。

前回の対戦でも感じましたが、守田がカミンスキーと同等とは行かなくても、もう少し安定感が出ればもっと失点が減るのに…Σ(T▽T;)

神がかったGKによって勝利は阻まれるのかと思い始めた試合終盤、素晴らしいゴールが生まれます。

レオ、コルテース、裕紀が小気味良くパスを繋ぎ、ムサに縦パス。(この裕紀のパスが素晴らしかった。)

ムサが縦に仕掛け、ゴール前にクロス。待っていたのはギュン!

かつて、8年間過ごした磐田のホームで恩返し弾炸裂!!

名古屋の堅碁を始め、恩返し弾を喰らうことの多いアルビが、恩返し弾で勝利。嬉しいですね。

達磨さんが目指していた、ボールを回してからの崩しの理想形が解任後に出るという皮肉な形でしたが、こういうプレーが見たかった。

ただただボールを回すのではなく、そこに縦への意識を入れる。

素晴らしいゴールだったと思われます。

出来ることなら、甲府や名古屋相手に見たかったなぁ。

そして、歓喜のホイッスル。

ここ大一番での試合を落とし続けていたアルビがようやく勝利を掴みました。

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久々な選手も、いつものレギュラー陣も、とにかくこの試合は全員の気持ちが入っていました。

球際に激しく行き、縦への意識を強く持って、更にシュートの意識も高かった。(珍しく枠内も多かった。)

それほど大きな選手交代があったわけじゃないのに、こんなにもチームって変わるんだなと。

見ていて応援したくなるような、熱いアルビが戻ってきました。

うちらサポは、こういう試合が見たかったんだよ。

名古屋が勝利、甲府は敗戦で、順位こそ1つ上がりましたが、残り3試合しかなく、対戦相手を考えればまだまだ厳しいですが、こんな試合が出来れば希望はあります。

福岡が降格決定し、湘南も次節には決まりそうです。

いよいよ、磐田、名古屋、甲府と残り1枠を争う戦いとなりました。

正直なところ、今の浦和に勝つイメージは湧きませんが、失点をしなければ負けません。

何とか引き分けることが出来れば、優勝争いから脱落したガンバと広島との試合でチャンスがありそうです。

この中断期間を上手く利用して、浦和相手に失点を重ねないような対策を練り、残留に向けて突き進みましょう!

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試合開始前、片渕監督がスタンドに行って、サポに「一緒に戦ってください」と言ったそうです。

試合前に監督がサポの所に行くなんて、見た事も聞いた事もありません。

そして、試合後にはスタッフも一緒に勝利のバンザイをしに行きました。

若干、サポとの距離を感じた達磨さんと違い、凄くサポと近い距離感の片渕監督。

OBでもあり、アルビ愛のある監督さんだと改めて感じました。

そんな監督さんだと、やっぱり付いて行きたくなりますよ。

残り3戦、もちろん残留を目指して精一杯戦いますが、監督を漢にしてやりたいなと本当に思いました。



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