☆先週金曜から東京株式市場の混乱が始まりました。

☆7月31日にこれまで利上げに慎重だった日銀が急に利上げを始めることがわかりました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB261VT0W4A420C2000000/
水曜お昼のザラ場時間帯ニュースです。

日経平均日足
 
☆利上げについては寄り前にすでにニュースになっていました。急な発表を受けてドル安円高が進行したにもかかわらず日経平均は堅調、とくに大引けにかけ上げ幅を拡大させました。

日経平均7月31日の日中足
 
☆ところがドル円は急落します。日米金利差が縮小するからです。この日、メールマガジン「まとめ」で次のように解説しています。

「これまでドル安円高は外資のリスクオフのサインと説明をしてきて、今日の日経平均はまさしくその状況の中、終盤、買われたわけで、当塾の相場理論が破壊されたような一日だった。ここまでは全体を概観した場合、そういう理屈が成立したわけだが、一体全体、どういう相関関係になっているのか明日以降、まだ見ていく必要あり。」

最後の一文にまだ信じられないという含みが入っています。

7月31日のドル円日足
1ドル       150.20円
 
☆そして8月1日に入ってから下落が始まります。1日はまだ長期支持線の38000円までの下落でしたが2日以降は怒涛の下落。暴落になったのでした。

☆もっとも、金曜、2000円超、そして今週、月曜、4000円超という歴史的大暴落はかえってよかったと思います。だらだら、よくわからないようなずるずるした下げ方なら、どうしていいかわかりませんから。月曜の下げ方といったらなかったじゃないですか。優良企業も何もかも二束三文の売られ方でした。

☆なので、こういう日に7月、繰り返し、老後資金で年金だけでは足りませんから若いうちから作るには政府推奨のNISAがいいか、それ以外の手段にするべきかを説明し年金プラスに適した銘柄の取得をお勧めしてきたので、絶好のチャンスとなったわけでした。そして昨日、さっそく4銘柄をメルマガ銘柄に追加し、今日も1銘柄、追加させていただいております。

☆外国の投資信託なんてどういう銘柄で構成されているか目論見書をよく読まないとわかりませんよ。そしてそういう銘柄の株価を日常的にチェックすることはまず無理です。目をつぶって預けているようなものでしょう。株価を気にせず国内企業の配当で生活費に充てるほうがよほど現実的という当塾のご案内だったわけです。

☆そういえば高橋洋一がyutubeで月曜大暴落の解説をしていました。米国景気後退に原因があるような説明でしたが、株式市場のことを表面からしか理解していませんね。ならばコロナパンデミックで大騒ぎになった2020年、大不況がロックダウンでわかっているので世界中が金融緩和し株式市場は大きく買われた理由が説明できません。景気後退になるから株価が下がるなんてのは後付けの理由。原因はリスクオフかリスクオンか。それが重要です。株価が高くなりすぎてどこで利益確定するかタイミングを計っていたのでしょう。そこに日銀が利上げを決めた。で、円キャリートレードが縮小する思惑から外資がこぞって利益確定に走った。それが原因だと断定して言います。それにしても7月31日の上昇。あれは逃げるためのダマシ上げだったんでしょうね。ごくごくわずかの連中が翌日から「もぬけの殻」になるのを知っていたはずです。

☆とはいえ、月曜の大暴落ザラ場、ここが大底とご案内できたので、よかったかなと思います。思いっきり当塾案内通り買った方もおられるようです。
(昨日メールマガジンより)