皆もうかることが当たり前のような雰囲気で新NISAやiDeCoの話が広がっていますがそんな甘くないと思われ(インデックスファンドの投資にしてもこれだけ国際情勢が変化している中で、はたして大船に乗ったつもりでS&P500をやって間違いないのか、それは何十年後かにならなければわかりませんよ。そんな中、毎月何万円かを何十年もかけ続けることができるかという話なわけで)現実的なところで今、税制上の恩恵をいかして将来のために元金をしっかり確保しながら蓄財するやり方をひとつ、先週金曜、6月28日号の「山の中の相場観」でご紹介させていただきました。

 金利は低いけれども税制上の利点で年2.8%ぐらいの利回りになります。外債あたりそれを上回るものもあるはずですが為替の交換手数料が買うときも売るときもかかるのでそのへんのリスクがあります。外貨預金も同じです。新興国の外債だと利回りが良くても為替リスクがあります。為替リスクを排除しあくまで国内での運用にこだわった場合の例です。

 今週号では投資で将来資金を形成する案をご案内させていただく予定です。夢のような話じゃありません。あくまでも現実的に堅く投資で増やすために考えられる案です。