☆後場予想は「よくて現状維持」でしたが後場はジリジリと上げ幅を回復。結局、寄り付き、昨日と同様、3万8800円ラインを抜き、昨日同様に上げ幅を急縮小、しかし今日は急激に心理的節目の3万8500円ラインに接近したものの割ることはなく、反騰していきました。NY市場が再三にわたり上昇で返ってくるので日経平均も引っ張ってもらったよう印象です。そして14時半以降は38900円ラインをも超えたのだから驚きです。

日経平均日中足
 
☆明日続伸し3万9000円台に乗せるなら弱気から強気に見通しを転換する必要も感じます。50日移動平均線の下に25日移動平均線がもぐっていることが弱相場を表しているわけですが、それが再び逆転し50日移動平均線の上に株価が上昇していきますし、直近のもみあいレンジ上限を明確に超えるからです。

日経平均日足
 
☆とはいえ今日の年初来高値銘柄数が135に対し年初来安値銘柄数が393ですから3倍弱。いかに直近、トレンドに異変を起こしている銘柄が多いかを物語っています。プライム全体の動きを表すトピックスは前場、マイナス圏でしたし、上昇銘柄比率はプライムが36%、スタンダード     が25%と多くは下落しています。内容的には非常にキツいものがありました。文句なしの決算を昨日引け後に発表しながら今日売られた銘柄も目立ちました。

☆明日以降ですがNY市場に牽引してもらいながら内容的に改善していくのかどうか。日経平均でいうと3万9000円台を回復させ再び4万円台を目指すのか。

☆率直に言わせていただくと、身体がついていっていない感じなので、よくわかりません。米国は再び年内利下げ観測が台頭してきているとのことですが結局、口先介入で株式市場を守っているだけなのではないかという見方もできますし、つまり、またしばらくすると、やはり年内利下げは厳しいという声が多くなるような気もします。でありながらNYダウ平均やナスダック総合は昨日、最高値を更新したわけですから、やれやれと思いながらもこの流れについていくしかないわけですが、当面は本当に強いと思えるような地合いになるまで、リスクヘッジは忘れずに対応したいと私自身は思っています。

(本日メールマガジンより)