日経平均月足(黄色の矢印は当塾イメージ)

 

 金曜のNY株式市場は大幅続伸。シカゴ先物日経平均も大証比195円高の29065円で返ってきたことから寄り付きから29000円台にのせて始まり9時台は上げ幅拡大の動き。10時台に入ると上げ幅を削り始めたものの10時45分頃、29040円を割ったところからテコ入れ買い戻しに向かいつつある。冒頭は日経平均の月足チャート。5月、高いところから始まったが、このまま伸びていけば長期持ち合い圏からの脱出が明確化する。セルインメイと米国では言われるがNY市場は先週、ファースト・リパブリック・バンクの預金流出が40%になったことが判明し同社だけでなく株式市場全体に火曜から水曜にかけ悪影響を与えた。けれども木曜、金曜とハイテクジャンボの好決算がきっかけになり大幅反発している。先週末にファースト・リパブリック・バンクは買収に向け当局が入り、入札に声をかけJPモルガンなどが動いているという。この問題にケリがつけば株式市場のマイナス要因はひとつ消え刺激材料になる可能性がある。