「カーボンが急落、第3四半期累計業績は好進ちょくも材料出尽くし感 <5302.T>」

日本カーボン<5302.T>が急落。7日引け後の決算発表で、18年12月期第3四半期累計(1-9月)連結業績の好進ちょくが確認されたが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比640円安の6410円まで値を下げている。
 
 18年12月期第3四半期累計は、売上高330億3300万円(前年同期比70.7%増)、営業利益102億8500万円(同7.5倍)。主力の「炭素製品関連」が営業利益を97億8000万円(同9.1倍)に伸ばして全体をけん引した。同事業では、化学構造用不浸透黒鉛レスボンが堅調さを維持し、ファインカーボン部門は、半導体市場の活況が続く中、炭素繊維および特殊炭素材料が好調に推移。リチウムイオン電池負極材も堅調で、連結営業利益の通期予想(前期比5.1倍の130億円)に対する進ちょく率は79.1%に達している。
 
   [ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ] 
                      提供:モーニングスター社  (2018-11-08 13:53)

昨日発表の決算内容

カーボン、1-9月期(3Q累計)経常が7.1倍増益で着地・7-9月期も5.3倍増益

 日本カーボン <5302> が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比7.1倍の102億円に急拡大し、通期計画の130億円に対する進捗率は79.1%に達し、5年平均の53.5%も上回った。

<コメント>

昨日好業績を発表。今期予想PERは8.5倍。しかし、それでも好業績織り込み済み、つまり、これまでの株価に

好業績は織り込まれて売られた、という話です。

PER PBR 利回り 信用倍率
8.5 2.16 1.54 7.93

 

下降トレンド銘柄が下方修正の悪い決算発表とともに買い戻される傾向も目立ちます。

10月からこの傾向は目立ちましたが

このへんをよく見極めて、空売りや買い銘柄の持越しを考えていきましょう

 

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