昨年当塾ではいろいろと急騰銘柄をヒットすることができました。一昨年秋から気になる配信を始めたヤマシンフィルタを含めると、毎月20%から50%の化け物のように上げる銘柄が5つもピックアップできました。

 

 米国がテーパリング(出口戦略)に本格的に着手する前の最後のリスクマネー相場が背景にあったのは間違いありません。

 

 こういう地合いは感覚的に言えば5年に1回ぐらい、インターバルで訪れます。そういうタイミングにあわせてリスク選好で取り組んでいただけるとよいかと思います。

 

 ただし5年に1回ですから、いつもそういう姿勢で臨んでいてはうまくいきません。高値追いのリスクマネーがじゃぶじゃぶ生まれるので株価は上昇しているのですから。選出したきっかけになったカップウィズソーサー型でも今年は同じチャートでもうまくいかなかったりします。ここからグンと伸びるはずと見ている銘柄でも、伸びたり伸びなかったり。昨年はほとんど決まったパターンでも今年は簡単ではありません。上値追いのリスクマネーが市場に参入してきておりません。それが理由というのがほぼ間違いないでしょう。

 

 ですが基本的に言えることは1年に3倍以上も株価が上昇すること自体がおかしいと思いませんか?。それだけコンスタントに1株利益が毎年伸びるかということです。一時的な利益の急増で株価が上がったとしても、それが毎年利益とともに株価が上がらなければ意味がありません。たとえば昨日掲載した串カツ田中やペッパーフードなど業績は上がっているのかもしれませんが、株価に業績が追いつくのにどれだけ時間が今後かかるかという視点で見ていく必要があるでしょう。1年で10倍や3カ月で4倍強、上がっているわけですから。現在調整中ですが、上値のシコリを時間をかけてほぐしていく必要があります(高値づかみの人が損切りすれば戻り売りが少なくなります。それが日柄調整の本質的意味です)。

 

 串カツ田中やペッパーはまだいいほうですが、以前テンバガーを成し遂げたカイオムあたりはバイオ医療という期待だけで10倍上げたけれど実績はありませんでした。現在長い調整過程にあります。そのへんを見極めて上値余地はあるのかという考えで取り組まないと、延々と続く下降トレンドに巻き込まれてしまいます。また、どのへんで利益を確定させるのかが難しいですし、最高値で利益確定できなくても腹八分目でよしとする臨み方が大事でしょう。

 

 短期急騰銘柄というのは楽しそうですけど、実際は非常にリスク&リターンのジェットコースターなのです。ゲームセンターのようで初心者の方を中心に好む傾向がありますし、株式サイトや投資顧問でも急騰銘柄紹介中とPRするところもよく見かけます。ですが、よく考えてください。あなたが株式投資を始めた目的は何だったのでしょうか。資産を増やすことではありませんでしたか?急騰銘柄狙いでそういう情報に飛び込むことは危険です。株式市場はゲームセンターではありません(ちなみに当塾では急騰した銘柄はピークアウトを狙って空売りを仕掛けます。カイオムの場合、天井を打ったと判断した後、何度も天気になる配信を行ないました.

。当ブログ内検索で「カイオム」で実行してみてください)。

 

 では、どういう銘柄がいいか、です(つづく)。