昨日、5%で利食いが続いていても、10%の損切りをしてしまうようでは勝ちにくいことを書きましたが、誤謬や錯覚は誰にでもあるんですね。勝率がよくても大して勝てていない人は、LCに寛容で大きめの損失を出していないか足元を見直してください。そのために先日、提案させていただいた、自分のトレードを俯瞰できるトレード記録づくりが大事なんです。勝率、平均利食い率、平均LC率、そういう数字を自分で計算して出してください。利益が出るトレーダー体質になるために利食いとLCをそれぞれ何%に設定するか、何勝何敗ペースでいくか、そういうイメージを固めていくことです。LCできずに含み損を放置して、そのうち含み益に変わるからという希望的観測を最優先しないこと。そうしないとズルズルと思わぬ大きな損失を計上してしまいがちになり、勝利の方程式が根底からおかしくなります。日ごろから気を引き締めてトレードに向かうべきです。コンスタントに勝ててる気がしても、ときどき大きめのLCを出してしまう人は逆指値で強制決済を検討してもいいくらいです。

どのくらいの%で利益確定ができるかは、その時々の地合いのボラタリティや市場特性によりますが、だいたいでいえば東証1部大型株で5%程度でしょう(コンスタントでは)。となると損切りの%はどんなに大きくても5%です。勝とうと思ったら損切り%を下げる必要がありますので2.5%以下の損切り%にするべきでしょう。これで1勝2敗でトントン(厳密には手数料負け)。勝率50%以上から利益が出てきます。2.5%より損切り率を下げることができれば(たとえば利食い5%、損切りを2%など)、1勝2敗ペースでも利益が残る計算です。

地合いがいいとき、A、B、C、D、Eと、たくさん利益確定ができた喜びに浸りますが、地合い悪に変わったときに元金ががくんと減る人は地合いに助けられていただけで、この利益と損切りのトータルバランスの考えがないからです。

なるべく小さい%で「見切り」ができるエントリー方法などあります。チャンスを生かしながら、その一方で損失をなるべく減らす工夫が大事になります。損に寛容にならない。損を小さく。それが勝ち組投資家になるために、まずやることです。

 

 

もう、一歩ほっこり

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