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日経平均は3日続伸し週末金曜の後場を前に前場18320-18350の狭い30円幅をもみあい展開が続いていたが、11時20分に下限を割り11時25分に前場安値18306円まで上げ幅を削った。そこから買戻しが入り前場終値18323円。レンジ下限まで押し戻した。
後場ここからどう動くか、というところ。
今なお市場は短期資金が幅を利かせており、後場さらに上げ幅を削る展開もありうる。ただ安いところは拾っていく動きもあるだろう。市場心理として「置いていかれるリスク」を投資家が感じるときは利食いより買い戻しが優先されるが、まだまだそこまでリスクテイクの空気がない。ただし好業績銘柄を拾う空気あり。
昨今の物色の特徴は日経平均を構成する225銘柄より、それ以外の銘柄のパフォーマンスがすぐれていた。日経平均をトピックスで割ったNT倍率で見るとそれが明らかだが1月30日が直近の高値で、それ以来、下げ続けている。
中小型株で幅をきかせる地銀株がここ2週間、好調な動きを見せていることと符合する。
ただし今日の業種別上昇率ランキングで銀行業は33業種中31位と昨日、圧倒的上昇率の反動が出ており、その代わりに買われているのが金属製品、
紙パルプ、鉱業、機械、非鉄金属、輸送機器、建設業(上昇率上位順)。地味な業種が目立つ。このところ低位に甘んじていた建設業が上位に顔を出しており、循環物色の傾向、いい意味で投資マネーが市場全般に回り始めている。
また先述した225以外の中小型株物色も、今日はトピックスより日経平均のパフォーマンスがよく(日経平均+0.32%、トピックス+0.16%)、元気がなかった225構成銘柄に見直し買いが入っている。
日経平均が7年8ヶ月ぶりに高値更新したといっても、海外先物牽引で現物市場は安値で放置された好業績銘柄がごろごろしており、売られ過ぎ状態から買戻しが散見される。短期的には利食い売り、長期的には買い、というところ。
売り買い拮抗の前場から後場、日経平均は上下どっちに動くか。人気ブログランキングに掲載。
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