You tube「大仁田vsハマコー」
元プロレスラー(当時、自民党参議院議員)大仁田とハマコーの棄権票を投じた後のやりとり。会話の中身が掲載の目的じゃなく、自民党内で郵政民営化法に向けてコンセンサスをどうやって固めていったか。そして解散総選挙に突入して行ったか。そのことを記録する貴重な資料のひとつだからです
「やり方に対して一言申し上げたい」「僕らは何のために小泉さんの子どもになったんですか」「僕らには意見もなけりゃ何にもないんですか」民営化には反対ではないけれど何もものを言わせてくれない会議の進め方に「こんなのおかしい」「違う」と感じて棄権票を投じたと説明します。
ほかに「城内みのるVS森田実対談」http://www.m-kiuchi.com/policy/video-3/の一部にも、その雰囲気を城内が証言しています。小泉構造改革は毛沢東の文化大革命と似ており、反対派を粛清し国を間違った方向に進めていった。そのことにより中国は世界から20年遅れをとったと説明し、今回、郵政民営化に反対して冷や飯を食らった城内に対して「信念を貫いた貴方はその遅れを取り戻せる鄧小平になってくれると期待している」とエールを送っています。
ほか、平沼赳夫が証言する郵政民営化前夜の自民党内部を証言するYou tube画像があったけれど(「私がなぜ郵政民営化法に反対したか」)、削除され現在、見れないようになっています(国家権力の介入の可能性あり)。
とにかく会議は反対意見など言えない怒号が飛び交うひどい雰囲気だったらしいです。とても自由に意見を言える雰囲気、多数決どころではなく、それは大仁田のようなスポーツ部員&親衛隊要員だけじゃなく平沼のような党重鎮においてもしかり。会議と称して集まり、200ページ以上あろうかという分厚い資料を配ってろくに議論を進めないうちに採決。コンセンサスもあったもんじゃない。中身はそういう低劣なものだったようです。それで民営化法に反対者が多数出た。反対票を箱に入れて手を挙げる議員(小林こうき、など)が出るなど、反対することがその頃は、ある種、国会議員でも「国士」だった。正常な判断が国会議員の中でも、まだされていたのです。
ところが一連のその動きに対して、小泉が怒り狂うのです。もともと否決された場合は「解散総選挙」すると言っていたけれど、まさかそんなことはできないだろうとたかをくくっていたのが、本当に衆議院を解散してしまった。そのときの会見の動画が次です。
~記者会見発言内容から抜粋~
「いわば今回の解散は郵政解散です。郵政民営化に賛成してくれるのか反対なのか。はっきりと国民の皆様に問いたい」
総裁選選挙で「自民党を変える」「変わらなければ自民党をぶっ壊す、と言ったんです。その変えるという趣旨は、いままで全政党が郵政民営化に反対していました・・・・・」「郵政3事業だけはダメです、というけれど。公務員でなければ、できないのか」「ほんとうにこのままで行財政改革ができるのか」「この郵政民営化より大事なことがいくらもある。この郵政事業の民営化ができなければ、どんな改革ができるというんですか」「民間でできることは民間に」「郵政3事業民営化に反対するということは手足を縛って泳げというようなものだと、前々から言っているが、暴論といわれている」「400年前、ガリレオガリレイが天動説(が世の中の主流)の中で地球は動くという地動説を唱え有罪判決を受け「それでも地球は動く」と言ったそうです。私は今、国会で郵政民営化は必要でないと答えを出されましたけども、もう一度、国民に聞いてみたいと思います。ほんとうに郵便局の仕事は公務員でなければできないのか。民間人じゃできないのか、と。
これができなくて、どんな公務員削減ができますか。どんな行財政改革ができますか。もっとも大事なこと。公務員の特権を守ろうとしているじゃないですか。国家公務員の身分を守ろうとしているじゃないですか。反対勢力は。そういう既得権を守る、現状維持がいい、そういう勢力と戦って本当に改革政党になる、自民党はなったんだと、いうことからこの選挙、国民に聞いてみたいと思います。自由民主党は郵政民営化に賛成する候補者しか公認しません。はっきりと改革政党になった自民党が民営化に反対の民主党と戦って国民はどういう審判を下すか。聞いてみたいと思います。だから解散します」
問題なのは、この小泉という男の郵便事業についての考えが世界の郵政事業のコンセプトの中で異色という点です。それと改革をいかにも国民のための改革のように表現している点です。逆ギレ・マジ発言でいかにも真実を語っているようですが、「改革を進める」、「抵抗派を認めない」、と豪語したこの改革そのものは、何度も言うようですが国民のための改革ではなくて、米国のための改革です(正確に言うと、構造改革のテーマの土台になっている米国側が毎年秋に提出する年次改革要望書のタイトルは「構造改革」ではなく「日本市場参入障壁を取り除く要望書」が正確な題名で、それを政府側が構造改革と変えているのが実態です)。米国側が求める日本市場の改革(規制撤廃)が本当の意味なのに、国民のための構造改革に意味をすり替えている。米国の要望を聞く詐術です。これで「改革勢力か、抵抗勢力か、さあ、どっちだ」は、ないでしょう。米国の要望する日本市場規制撤廃を推進する党とそれに反対する党と、どっちを選ぶが、正確な国民に対しての2者選択のテーゼであるはずです。
You tube「植草一秀×長谷川憲正(国民新)×保坂(社民党)追及・郵政民営化-」
兄弟ブログのズバリ言いますコーナーで一度紹介したブログですが、検証のために再掲します。国民新党の長谷川議員は郵政キャリア→外交官→国会議員で、世界の郵政事業に詳しい人物です。世界の例をあげ、なぜ郵政事業が世界で国民のものという位置づけなのかその考えそのものから教えてくれます。日本で進められる郵政民営化が世界でいかに異色なものか理解できる内容になっており、必見です。動画4巻のうちの1巻で、他の1~3巻でも、郵政民営化の問題点が赤裸々に語られます。
<まとめ>
国会は、正常な判断をしていたけれども、小泉の強引な理屈を押し通し解散総選挙に突き進んだのです。彼はあれだけ国民に信を問うといいながら、「郵政民営化の真実」を何も明らかにせず「改革か、抵抗か」のワンフレーズ・キャンペーン(短いセンテンスで何度も同じことを呼びかける)」を張りました。電通が絡んでいたという噂です。そうしてメディアが結束し全面応援で自民党改革政権のイメージ作戦を行い、いわば国民をだまして集票を行いました。そして推進された民営化の過程で数々の疑惑の取引や利権誘導が行われました。
「恥ずかしくないのか! 小泉」
「つながっている連中だけが、これだけ汚い利益誘導をおこなっているではないか!」
「なにが改革だ。おまえのいう改革とは国民のための改革ではないじゃないか」「米国のための改革ではないか!」
「おまえの家は未来永劫、国民の代表になるな! このペテン師の外国かぶれ野郎が!」
ちょっと、うっ憤たまってますので、汚い言葉で失礼。
今日は、これにて。
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元プロレスラー(当時、自民党参議院議員)大仁田とハマコーの棄権票を投じた後のやりとり。会話の中身が掲載の目的じゃなく、自民党内で郵政民営化法に向けてコンセンサスをどうやって固めていったか。そして解散総選挙に突入して行ったか。そのことを記録する貴重な資料のひとつだからです
「やり方に対して一言申し上げたい」「僕らは何のために小泉さんの子どもになったんですか」「僕らには意見もなけりゃ何にもないんですか」民営化には反対ではないけれど何もものを言わせてくれない会議の進め方に「こんなのおかしい」「違う」と感じて棄権票を投じたと説明します。
ほかに「城内みのるVS森田実対談」http://www.m-kiuchi.com/policy/video-3/の一部にも、その雰囲気を城内が証言しています。小泉構造改革は毛沢東の文化大革命と似ており、反対派を粛清し国を間違った方向に進めていった。そのことにより中国は世界から20年遅れをとったと説明し、今回、郵政民営化に反対して冷や飯を食らった城内に対して「信念を貫いた貴方はその遅れを取り戻せる鄧小平になってくれると期待している」とエールを送っています。
ほか、平沼赳夫が証言する郵政民営化前夜の自民党内部を証言するYou tube画像があったけれど(「私がなぜ郵政民営化法に反対したか」)、削除され現在、見れないようになっています(国家権力の介入の可能性あり)。
とにかく会議は反対意見など言えない怒号が飛び交うひどい雰囲気だったらしいです。とても自由に意見を言える雰囲気、多数決どころではなく、それは大仁田のようなスポーツ部員&親衛隊要員だけじゃなく平沼のような党重鎮においてもしかり。会議と称して集まり、200ページ以上あろうかという分厚い資料を配ってろくに議論を進めないうちに採決。コンセンサスもあったもんじゃない。中身はそういう低劣なものだったようです。それで民営化法に反対者が多数出た。反対票を箱に入れて手を挙げる議員(小林こうき、など)が出るなど、反対することがその頃は、ある種、国会議員でも「国士」だった。正常な判断が国会議員の中でも、まだされていたのです。
ところが一連のその動きに対して、小泉が怒り狂うのです。もともと否決された場合は「解散総選挙」すると言っていたけれど、まさかそんなことはできないだろうとたかをくくっていたのが、本当に衆議院を解散してしまった。そのときの会見の動画が次です。
~記者会見発言内容から抜粋~
「いわば今回の解散は郵政解散です。郵政民営化に賛成してくれるのか反対なのか。はっきりと国民の皆様に問いたい」
総裁選選挙で「自民党を変える」「変わらなければ自民党をぶっ壊す、と言ったんです。その変えるという趣旨は、いままで全政党が郵政民営化に反対していました・・・・・」「郵政3事業だけはダメです、というけれど。公務員でなければ、できないのか」「ほんとうにこのままで行財政改革ができるのか」「この郵政民営化より大事なことがいくらもある。この郵政事業の民営化ができなければ、どんな改革ができるというんですか」「民間でできることは民間に」「郵政3事業民営化に反対するということは手足を縛って泳げというようなものだと、前々から言っているが、暴論といわれている」「400年前、ガリレオガリレイが天動説(が世の中の主流)の中で地球は動くという地動説を唱え有罪判決を受け「それでも地球は動く」と言ったそうです。私は今、国会で郵政民営化は必要でないと答えを出されましたけども、もう一度、国民に聞いてみたいと思います。ほんとうに郵便局の仕事は公務員でなければできないのか。民間人じゃできないのか、と。
これができなくて、どんな公務員削減ができますか。どんな行財政改革ができますか。もっとも大事なこと。公務員の特権を守ろうとしているじゃないですか。国家公務員の身分を守ろうとしているじゃないですか。反対勢力は。そういう既得権を守る、現状維持がいい、そういう勢力と戦って本当に改革政党になる、自民党はなったんだと、いうことからこの選挙、国民に聞いてみたいと思います。自由民主党は郵政民営化に賛成する候補者しか公認しません。はっきりと改革政党になった自民党が民営化に反対の民主党と戦って国民はどういう審判を下すか。聞いてみたいと思います。だから解散します」
問題なのは、この小泉という男の郵便事業についての考えが世界の郵政事業のコンセプトの中で異色という点です。それと改革をいかにも国民のための改革のように表現している点です。逆ギレ・マジ発言でいかにも真実を語っているようですが、「改革を進める」、「抵抗派を認めない」、と豪語したこの改革そのものは、何度も言うようですが国民のための改革ではなくて、米国のための改革です(正確に言うと、構造改革のテーマの土台になっている米国側が毎年秋に提出する年次改革要望書のタイトルは「構造改革」ではなく「日本市場参入障壁を取り除く要望書」が正確な題名で、それを政府側が構造改革と変えているのが実態です)。米国側が求める日本市場の改革(規制撤廃)が本当の意味なのに、国民のための構造改革に意味をすり替えている。米国の要望を聞く詐術です。これで「改革勢力か、抵抗勢力か、さあ、どっちだ」は、ないでしょう。米国の要望する日本市場規制撤廃を推進する党とそれに反対する党と、どっちを選ぶが、正確な国民に対しての2者選択のテーゼであるはずです。
You tube「植草一秀×長谷川憲正(国民新)×保坂(社民党)追及・郵政民営化-」
兄弟ブログのズバリ言いますコーナーで一度紹介したブログですが、検証のために再掲します。国民新党の長谷川議員は郵政キャリア→外交官→国会議員で、世界の郵政事業に詳しい人物です。世界の例をあげ、なぜ郵政事業が世界で国民のものという位置づけなのかその考えそのものから教えてくれます。日本で進められる郵政民営化が世界でいかに異色なものか理解できる内容になっており、必見です。動画4巻のうちの1巻で、他の1~3巻でも、郵政民営化の問題点が赤裸々に語られます。
<まとめ>
国会は、正常な判断をしていたけれども、小泉の強引な理屈を押し通し解散総選挙に突き進んだのです。彼はあれだけ国民に信を問うといいながら、「郵政民営化の真実」を何も明らかにせず「改革か、抵抗か」のワンフレーズ・キャンペーン(短いセンテンスで何度も同じことを呼びかける)」を張りました。電通が絡んでいたという噂です。そうしてメディアが結束し全面応援で自民党改革政権のイメージ作戦を行い、いわば国民をだまして集票を行いました。そして推進された民営化の過程で数々の疑惑の取引や利権誘導が行われました。
「恥ずかしくないのか! 小泉」
「つながっている連中だけが、これだけ汚い利益誘導をおこなっているではないか!」
「なにが改革だ。おまえのいう改革とは国民のための改革ではないじゃないか」「米国のための改革ではないか!」
「おまえの家は未来永劫、国民の代表になるな! このペテン師の外国かぶれ野郎が!」
ちょっと、うっ憤たまってますので、汚い言葉で失礼。
今日は、これにて。
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