このところユダヤ研究にいそしんでおりますが、9.11のニューヨーク 旅客機国際貿易センタービル突撃崩落事件について、自作自演疑惑というものがあるとは聞いていましたが、まさか国会で取り上げられていたとは知りませんでした。民主党の議員が問題提起したのですが受けて立つ内閣閣僚の応答が実に的がはずれているのが、わざとなのか、質問の意味を把握していないのかーー。
 もっとも私自身も、9.11についてはYou tubeのこの国会質問の映像を見るまでは、ありえないと十分中身を調べることなく思っていたのですが、この国会議員の説明を聞くうちに、もしやの考えが芽生えています。国際的な空売りの規模などアフガニスタンの山中からは、ありえないし、そもそも規制がかかるはずで無理があります。なにゆえユダヤ系の金融機関だったのか。
 911事件はさておいて「テロとの戦い」そのものについては、いかがわしいと前々から思っていました。これは、アメリカの戦争ビジネスの「テーマ」だろうと思っています(実際、世界から莫大な協賛金を集め消費しアメリカの軍事産業が莫大に利益をあげているのです)。20世紀に第1次世界大戦、第2次世界大戦の2度の世界大戦がありましたが21世紀、世界を戦争に動かすにはテーマが必要です。それがブッシュによる「悪の枢軸」発言の背景だったと思います。連合国の悪者を作り、標的を設けたいのです。TVで見るイランはとんでもない悪い国のようですが、はたしてそうでしょうか。われわれが受け取る情報が操作されていることは、ないのでしょうか。
 「テロとの戦い」も同列で考えています。それほど世界規模で列強が動くほどの脅威の対象なのかどうか。全くないとはいいません。世界各地でテロ組織は現に存在しますし、その脅威を軽く見るつもりはありません。しかしアルカイダはもしかするとアメリカが世界を相手に声をかけるほどの存在ではないのではないか。テロとの戦争へと駆り立てるプロパガンダに利用される集団に過ぎないのではないか、その疑問は日を追うごとに大きくなります。世界から何百万人の戦士を集め何十兆円もかけて戦う相手ではないだろう、と(いくら国境近くの山々や部族の中に隠れていることが本当だとしても)。

 「テロと戦うか戦わないか。アメリカと同盟を結ぶか結ばないか」
どっちをお前の国は選択するんだ。そう迫ってアフガニスタンのタリバン&アルカイダ掃討作戦を世界にブッシュは呼びかけました。世界で突出した軍事力と経済力の保有国であるアメリカにこう詰め寄られて、断れる国などありません。連合国として世界の国々がアジアの弱小後進国に集結して武力を行使しました。莫大のお金が使われました。
 それに味をしめて次、イラク戦争へと突入しました。同盟国の中には、やめたほうがいいと助言する国もありましたし、お付き合い程度で本格的に手を貸さない国も出始めました。当然でしょう。アメリカの狙いがしだいに剥げて見えてきたからです。戦争ビジネスだとわかったのです(無理がある。悪乗りしすぎだと当時私も思っていました)。そうするうちに核兵器も見つからず「大義名分」もなくなりました(チェイニー前副大統領が言い始めたのですが見つからなかった後の責任、お咎めは何もなし。いい加減なものです。何十万人という民間イラク人が亡くなったというのに。核兵器がないとわかった後のブッシュの言い訳を私は今でも覚えています。フセインのような独裁者がいなくなり民主国家になったから、いいだろ?というものでした。日本のように戦後復興したいい例があるじゃないかと)。 大国はイラクから去り始めました。
 大義名分がなくなって、付き合ってられんと列強が去り始めたときに、日本が真っ先に手を挙げました。「われわれは協力する」と。そう小泉元首相です。私は彼の時には緊縮財政で国の国債残高は抑えられたと思っていたのですが、裏予算で、イラク戦費に米国国債をたっぷり買っていたんですね。国の負担は違うセクションで膨れ上がっていたのです。
 こうした経緯のある「テロとの戦い」ですから時の内閣の一員だった石破大臣が、日本が大金を出して参加しているこの運動が出発地点が間違っていないか、と問われても、焦点を合わせて答えることなど、そもそもできるわけなど、なかったのです。


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冒頭のYou tube画像には続きがあり、後続は以下になっています
2/3  http://www.youtube.com/watch?v=JzvkVxqlIL0&feature=related
3/3  http://www.youtube.com/watch?v=awzrG2cCQuo&feature=related