2024-09-05 岐阜100山⑩ 1日目 漆洞山、安峰山、大雨見山、国見山  | 二人の山旅ブログ

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全国の名山、地元遠州の山を登っています。
2017年12月、食道ガン発現、アチコチ転移、治療を経て経過観察中です。
山行記録詳細: http://yamanikki.girly.jp/

良からぬ天気が、8月終わりから9月頭まで続いていました。

もう、秋霖の季節に突入したかと思いました。

 

秋植え野菜の為の準備、土作り・苗作りを始めていました。

そして、秋以降の山行計画を立てていました。

 

ところが、突如、一週間程度、雨が無い天気が続く予報に変わりました。

これを期待して、待っていた側面もありますが。

ヨシッ行こう! 

 

急遽、計画を立案しました。

まだ日が長いので、

・メインを北ア:錫杖岳としました。

・前後の日は、高山・飛騨周辺の小さな山を登ることにしました。

 

1日目 漆洞山、安峰山、大雨見山、国見山

2日目 錫杖岳

3日目 十二ヶ岳、大西山、高洞山

オマケ 滝ヶ洞山、猪臥山

 

結果として、十二ヶ岳まで6山は、山頂に立つことが出来ました。

大西山以降は、錫杖岳で精力を使い果たし為、次回以降としました。

 

特筆は錫杖岳です。

勉強不足で大ロス発生、藪漕ぎ・岩の割れ目に落下・岩角で足に多数の傷発生、オマケに渡渉時に滑って・・・

まいっちゃうね。

 

他にも、アプローチで通行止、道間違い、難路の山道通行とか、が発生しました。

平湯に入浴に行ったら休館でした。

私専用の特別寝具を家に忘れ、運転席で3日間寝ました。

足が延ばせませんので、当然、寝れません。

とか色々ありました。

 

以下、日毎に3回に分けて掲載します。

先ずは1日目です。

 

***漆洞山***

 

●行く先  漆洞山(ウルシボラヤマ):高山市
●山行日  2024-09-05(木)
●メンバー 妻と私
●コース  国土地理院

●登山行程 全行程=2:40
1:30 林道立渡線ゲート(7:00)→(7:40)取付点→(8:30)漆洞山
1:00 漆洞山(8:40)→(9:10)取付点→(9:40)林道立渡線ゲート
●登山概略

・林道ゲート

県90から林道立渡線を数十m入ると設置されています。

関係者以外は車での立入禁止です。

・私達は山登りの山関係者です。

・錠は付いていません。

こういうシチュエーションの場合、通常は入って行けます。

早速、ゲート開けて入ろうとしたら・・・

 

・抜けないゲート止めピン

このピンが、どうしても持ち上げられませんでした。

ゴキゴキやってもダメでした。

扉の重みがかかり、摩擦で抜けないんです。

バールが無いとダメです。

この状態が錠の代わりなのかもしれません。

 

・林道を行く

道はダートですが、八つ当たりしたいほど路面は良いです。

ここは最初の林道分岐で、左が猪臥山(イブセヤマ、イブシヤマ)ハイキングコースです。

ここを道なりに右に行きます。

 

・これはなんじゃ?

林道脇で見つけました。

ツチアケビの果実です。

[チョットご説明]

多年草、葉緑素の無い腐生植物(全ての養分を菌類から得る)。
果実を天日乾燥(土通草ドツウソウ)して焼酎漬、煎じて飲用:強壮、利尿作用等の効能があると言われている。

 

販売業者(HP):実際の効果は不明とのこと。

でも売っています。

ひょっとしてガンに効くかも。

 

・林道を行く

綺麗な林道です、車で走りたかったです。

 

・取付点に着く

夏草生え、取付点が不明です。

ウロ、キョロ、此処だ!薄い踏み跡を見つけました。

*続いて登る人の為、帰りに草を刈り、ピンクテープを二本つけておきました。

 

・取付点を振り返る

取付点を入り、小沢を横切って、少し上がった所からの景色です。

下で何か動いています、何でしょう?

 

・尾根鞍部に出る

小沢を渡り登ると、直ぐに尾根鞍部です。

右折して登って行きます。

道を外すと難儀しますので、良く見定めて登りましょう。

 

・山頂派生尾根にのる

薄藪を漕いで登ると、山頂に向かう尾根に出ます。

それが、この付近です。

帰りに通り過ぎないよう、ピンクテープを付けました。

 

・山頂へ

薄笹薮を漕いで登ります。

マダニが心配です。

 

・漆洞山にて

三等三角点です。

山名板が、かなり上に取り付けられています。

・肩車して取り付けたのでしょうか?

・雪が深い時にでしょうか?

・木登りしてでしょうか?

色々と考えられ、想像を掻き立てられてしまいます。

 

・ゲートに戻る

林道歩き、往き:0:40、帰り:0:30、のアルバイトでした。

 

次は飛騨市の安峰山です。

猪臥トンネルを抜けて、飛騨市古川に向かいました。

 

■道の駅[飛騨古川いぶし]

猪臥トンネルを抜けた先の道の駅の広場です。

[木樵(キコリ)モニュメントと猪臥山]

 

[いぶし銀命水]

此処には、有名?な水場が有ります。

無料、汲みたい放題、飲み放題です。

蛇口が気になりますね。

井戸水?なら、手動井戸ポンプの方が良いと思います。

 

***安峰山***

 

山名の読みはアンポウザンで、アンポンタンではありません。

車で山頂マデ登り?ました。

モチ林道を使ってです、登山道では有りません。

林道は狭いですが、路面は良くスカイラインです。

限定有料でも良い感じです。

霞んでいなければ、素晴らしい景色が見られます。

 

●行く先  安峰山(アンポウザン):飛騨市

●山行日  2024-09-05(木)
●メンバー 妻と私
●コース  国土地理院

●登山行程 全行程=0:20
0:20 山頂P(11:00)→山頂周回→(11:20)山頂P
●登山概略
・安峰山入口

神原(カンバラ)トンネルの東口(写真手前)を出た所に有ります。

ここを左折し入って行きます。

スグ先の右に、トロッコ駅とうげ、が有ります。

 

・山頂駐車場

林道終点です。

左に行けば、北アルプスが見える展望台です。

右に行けば、東屋、展望デッキのある山頂です。

先ず、北アルプスを見に行きます。

 

・何か全然見えない

パノラマ図によると、北ノ俣岳~槍ヶ岳~穂高岳が望めるようです。

でも、今日は全然ダメですね。

右の御嶽山も全然見えません。

 

パノラマ図の表示では、北展望台となっています。

山頂の位置からすると、東展望台では?と思います。

見える方向も東です

何故でしょうか?

 

・山頂へ

車に戻って山頂に向かいます。

チョロ見えの東屋が最高点です。

車と東屋の中間付近に三角点が有ります。

 

・三角点

図根三角点です。

一般測量の際の基準点です。

通常の公共三角点よりランクが下となります。

 

・最高点山頂

東屋が最高点です。

奥に西側が見える展望デッキが有ります。

 

・安峰山にて

我ら登頂に成功せり!とかなんとか。

なんか、アホみたいですね

 

[二十五菩薩]

東屋の中の社に安置されています。
金森築城400年記念とかで、陶芸クラブが平成元年に奉納したとのことです。

千年経てば、価値が出るかも。

一つもらって行こうか・・・イヤ、バチが当たり、崖から転落するかもしれない、止めよう。

千年も生きられないし。

 

・展望デッキ景色

眼下は飛騨市古川の市街地です。

奥に見える山は猪臥山です。

モヤっていなければ、さらに右ですが白山が見えるそうです。

 

・トロッコ駅

安峰山入口のスグ近くにあります。

廃坑の神岡鉱山、トロッコ駅跡です。

実際に此処に有ったのか、観光用に移設したのかは分かりません。

多分、此処に有ったのでしょう。

 

次は大雨見山です。

安峰山入口から東に少し走り、県75柏原の先で右折、狭路の地方道で県76石仏岩に向かいました。
 

ところが、道間違いを犯し、夏草が茂る難狭路を走り山田防災ダムに着いてしまいました。
走り直して正しい道を見つけ、県76石仏岩に出ました。


***大雨見山***

 

高山市上宝町蔵柱から、林道を道なりに暫し走り登山口に着きました。

途中からダートになりますが、概ね態の良い路面でした。

 

標高差タッタ70m程を登るだけです。

藪も少なく、簡単に往復することが出来ました。

 

●行く先  大雨見山(オオアマミヤマ):高山市
●山行日  2024-09-05(木)
●メンバー 妻と私
●コース  国土地理院

●登山行程 全行程=1:00
1:00 登山口(12:30)→(12:55)大雨見山(13:10)→(13:30)登山口
●登山概略

・登山口を入る

此処に来た時、御覧の通り藪で、通過しそうになりました。

帰りに、分かりやすい様にチョット整備しておきました。

 

・緩やかな尾根道

笹の小路といった感じです。

道はシッカリしています。

 

・合体木

細木がどっかに行かないように、大木が根元を羽交い絞めにしている感じです

 

・極小ピークを通過

境界標柱が有ります。

 

・作業小屋

中に何が入っているのでしょうか?

動物が住んでいそうです。

ビックリ小屋かも。

 

・カワラタケ

消化器系抗がん剤クレスチンの原料になるそうです。

免疫系を増強する効果があり、標準治療薬として、他の抗がん剤と併用使用されていたとのことです。

カワラタケの入手が難しい貴重品で、現在、生産は中止されているとのこと。

カワラタケを煎じて飲む人もいる様です。

コレ、いくらで売れるのかな?

 

・笹のトンネル

此処の笹の高さは3mあり、トンネルになっています。

もし道に被さっていたら、通過は困難を極めるでしょう。

 

・山頂手前の分岐

左に行くと何処に出るんでしょうか?

京大飛騨天文台かな?

 

・大雨見山にて

此処は日本国で最も大切な位置の一つです。

何故なら一等三角点が設置されているからです。

展望があると良いんですが・・・

 

・ヤンブレラ

これはコウモリ傘です。

左右が破れ、補修されています。

まるで破産したレナウンみたいです。

 

・登山口を整備

あとに続く人の為に、夏草・枝をカットし、ピンクテープを二本付けました。

これで暫くは大丈夫でしょう。

 

・駐車地に戻る

登山口の反対側にある空地です。

奥はカナリ広いです。

伐採木の集積所とかになるのでしょうか?

夜は動物たちの盆踊り会場でしょう。

 

次は、お隣の国見山です。

入ってきた入口に戻って、登山口となる駒鼻峠に向かいました。

 

 

***国見山***

 

上宝町在家から、地方道を南下し駒鼻峠に着きました。

名ばかりの舗装路で、路面がかなり荒れています。

 

標高差160m、笹被る道を歩くこと0:30弱で山頂です。

東に展望が有ります。

雲が多かったのですが、笠ヶ岳を望むことが出来ました。

 

●行く先  国見山(クニミヤマ):高山市

●山行日  2024-09-05(木)
●メンバー 妻と私
●コース  国土地理院

●登山行程 全行程=1:15
1:15 駒鼻峠(14:40)→(15:05)国見山(15:20)→(15:55)峠
●登山概略
・駒鼻峠登山口を出発

向うから車で来て、峠を過ぎた所です。

右に行く作業道の入口です。

車が数台置けます。

 

・尾根道下部

笹とブナの林の道です。

道はシッカリ付いています。

 

・二本の大木

山頂まで特徴のない尾根道です。

この大木がアクセントです。

左の木は枯れています。

 

・国見山にて

三等三角点です。

奥に展望が有ります。

 

・東の展望

その展望です。

左端が笠ヶ岳で、雲で見えませんが中央辺りが穂高岳です。

その手前のピークが大木場の辻です。

 

・笠ヶ岳~大き場の辻

拡大して写しました。

左端が笠ヶ岳、右端に穂高岳、その手前が大木場の辻です。

大木場の辻の左鞍部の、さらに左の小さなモッコリが、明日行く予定の錫杖岳です。

 

・駒鼻峠登山口に下山

1:15の山旅でした。

こんなのバッカリだと、腑抜けになってしまいますね。

 

1日目はこれで終わりです。

今日も暑く、大量の汗をかきました。

 

先ず奥飛騨温泉郷に行き、Aコープで食料の買い出しをしました。

ここらは閉店時刻が早いです。

 

次に、延々と平湯まで走り、平湯の森で入浴しようとしたら休館日、残念!

平湯民俗館は駐車場が狭く、満杯で入浴を諦めました。

 

奥飛騨温泉郷に戻って、ロープウェイ方向に走り、新穂高温泉[ひがくの湯]で入浴しました。

 

そして、スグ近くの槍平無料駐車場で泊まりました。

泊まったのは4台のみ、駐車場はガラガラでした。

 

尚、新穂高温泉登山者無料駐車場は満車の表示が出ていました。

木曜日の19時でもです。

 

明日は、今回の山旅のメインイベント”錫杖岳”(シャクジョウダケ)です。

 

2024-09-06 岐阜百山⑩ 2日目 錫杖岳 に続く