2019-10東北の山旅の個別記録です。
2018年8月14日に小岳を登ろうと素波里湖(スバリコ)から
ダートの林道を延々13km走りました。
登山口迄あと7km、大滝林道入口に着くとロープが張られ通行止め。
路肩崩落通行止めの案内板がロープに吊る下がっていました。
仕方なく2km程手前に登山口のある藤里駒ヶ岳を登りました。
今回は再チャレンジです。
●行動日 2019-10-17~2019-10-18
●場所とコース
小岳 国土地理院
●山旅概略
・2019-10-17 世界遺産センター藤里館周辺
小岳登山が可能か世界遺産センター藤里館に寄りました。
台風19号の影響はなく登山道の通行は可能とのこと。
大滝林道は?管轄する米内沢営林署に電話をしました。
入林OK、普通乗用車では厳しいが通行可能との事。
よっし今日午後に登山口まで入り明日登ろう。
未だ夕暮れまでには時間がある、
ということで遺産センター近くの名所を回り、
大館の田代温泉で入浴、遺産センターから小岳に向かいました。
・銚子ノ滝
世界遺産センター藤里館のすぐ東にあります。
滝入り口に湯の沢温泉と湯の沢神社があります。
岩壁の間から一筋の流れが落ちています。
周囲は岩壁で光が遮られ滝がクローズアップされています。
・峨瓏(ガロウ)大滝
峨瓏峡にある滝です。
世界遺産センター藤里館のすぐ北、道路沿いにあります。
こちらは小ぶりで落差もありませんが優雅で庭園の滝のようです。
・権現の大イチョウ
世界遺産センター藤里館のすぐ西に有ります。(田中集落)
根本に行くと樹齢を感じさせてくれます。
●2019-10-17 小岳登山
スタックしそうな水溜まり、底擦り・石の跳ね上げが5、6回、
ファンカーゴでは厳しい約20Kmの林道を走り登山口に着く。
・大滝林道入口ゲート
粕毛林道から左の大滝林道に入る。
昨年は「林道崩壊のため通行止」の案内板が吊り下がっていた。
今年は「一般車両通行止め」の案内板でした。
我々(登山者)は許可車両、堂々と?ロープを外して通過する。
・登山口を出発
登山口には管理棟、トイレ、駐車場が整備されている。
・渡渉1
旧道コース登山口から小沢沿いの道を登り渡渉する。
・枝尾根を登る
枝尾根に出てブナ林をしばらく登る。
・平坦な尾根に出る(渡渉2)
平坦な尾根に出ると小沢がある。
ガイドブックには水場となっているが生を飲むのは?
流れは多少あるので煮沸すればOKでしょう。
・食べられそうなキノコ
美味しそうですね。でも毒がなければいいが・・・
・悪戯書きが2ヶ所
こんなことをしてはいけませんね~。
・周回分岐に着く
新道、旧道の分岐です。
旧道コースを歩いてきたので帰りは新道コースです。
・急階段を登る
キツイ!酸欠、ハアハアゼイゼイ。
此処を登り切ると森林限界、大展望が始まる。
・山頂直下の尾根を登る
大展望の尾根を振り返りながら休み休み登る。
藤里駒ヶ岳~薄いのは岩手山と八幡平
~秋田駒ヶ岳~森吉山~大平山
東北北部の主要な山が勢ぞろいしている。
・山頂目指して
紅葉の低木帯を山頂目指して登る。
山頂の肩が見えてきた。もう少しだ。
・山頂に着く
山頂は360度の大展望だ。(写真奥は岩木山。)
・山頂展望1:北
左:岩木山~右:八甲田山(遠く薄い)
・山頂展望2:東
~田代岳(奥)~藤里駒ヶ岳(手前)~岩手山(右端薄)~
・山頂展望3:南
~秋田駒ヶ岳~森吉山~大平山~鳥海山(右手前コブ奥薄っすら)
・山頂は大展望4:南西
~大臼岳の尾根(手前)~1039ピーク~
・山頂は大展望5:北西
~1039P~二ッ森~白神岳~向白神岳
・下山開始
藤里駒ヶ岳を前方に下る。
・周回分岐に戻る
左の新道コースに入る。
・藤里駒ヶ岳展望地
お隣の藤里駒ヶ岳が真ん前に見えます。
・紅葉の尾根道
紅葉に吸い込まれるように下って行く。
・林道跡終点に出る
尾根斜面の急坂そして沢沿いを下り林道跡終点に出る。
ここが新道コースの取付点です。
・ブドウをGET
林道跡にはブドウも生っている。
いただき!熊さんの食べ物を一房だけ横取りする。
横取りしたものは格別、甘くて旨い?・・・酸っぱいっ!
・小岳登山口広場に帰着
悪路20Kmを戻り素波里湖園地で天気の確認をする。
東北地方は明日からは雨が2日続く予報。
明日、日本海側を走って帰ることにする。
まだ夕暮れまでには時間がある。
そうだ男鹿半島の山を車で回ろう。
●男鹿半島 寒風山・本山
男鹿半島国土地理院地図
・寒風山
寒風山は山頂まで車で行ける男鹿半島の展望台です。
回転展望台があり、二等三角点がひな壇に設置されている。
南は鳥海山、西は本山・入道崎、北は白神山地、
東は大平山が遠望できます。
・西展望:男鹿三山と入道崎
男鹿三山:左から毛無山(平な峰)~本山~真山
・南展望:日本海に浮かぶ鳥海山
・男鹿三山の一つ本山
男鹿半島の最高峰は本山、自衛隊の山。
各ピークには電波塔が立ち、山中には駐屯地がある。
東北自然歩道(新奥の細道)が通っている。
山頂のヤヤ下まで車で侵入可能。
夕闇が迫りピークには立てませんでした。
この後、温浴ランドおがで入浴し山旅の疲れを癒しました。
そして「道の駅おおがた」で泊まりました。
翌日はしょぼつく空模様、日本海側を13時間、自宅に戻りました。
日本海東北自動車道は所々切れているので時間がかかる。
これで今回の二人の山旅は終わりです。
3日後に化学療法、第8クールで入院しました。
疲労で白血球が低下し治療不可、2日で退院、
次週に再入院しました。
●詳細:二人の山旅HP 小岳:秋田藤里
以上