あなたは、どのように見ておられますか？
連日、多くの批判や不満に晒されているパリオリンピック、ついにパリオリンピック組織委員会が開会式のパフォーマンスについて公式に謝罪をしました。
以下IOCの声明を引用します。28日の朝、国際オリンピック委員会（IOC）はこの件に関する公式声明を発表し、「いかなる宗教団体や信条に対しても無礼な意図はまったくなかったというパリ2024組織委員会の説明をIOCは受け止め、歓迎する」と記した。また、「特定のシーンで気分を害した人がいたとしても、それはまったく意図的なものではなく、彼ら（組織委員会）は申し訳なく思っている」と結んでいる。（『パリ五輪、保守派を激怒させた「最後の晩餐」は称賛に値する』ニューズウィーク、3月３０日６時２分配信）
ポストモダン主義を基盤に生きている人々は、ニューズウィークのタイトル『パリ五輪、保守派を激怒させた「最後の晩餐」は称賛に値する』に歓声を上げていることでしょう。しかしながら『モーゼの十戒』を基盤に生きている人々には、嫌悪や怒りなどしか感じていないことを忘れてはいけません。
私自身、まさか『最後の晩餐のパロディだ』とは、夢にも思いませんでした・・・。
このような事態に陥らないためにも、ギリシャ神話に由来すると言いますから、「最後の晩餐」の侮辱を意図しているように見られるような誤解を招かないよう配慮が必要で、主催者は、この演出をサプライズではなく、前もってアナウンスしておくべきだったでしょう。
連日申し上げている通り、フランスは、革命時の崇高な精神を忘れてしまっているようで、悲しい限り。何故なら、権利の章典第４条にある通り、『自由は他人を害しないすべてをなし得る』のです。ポストモダン主義でさえ、場合によっては、自由にも『他人を害しない』範囲のあることを明らかに忘れていますよね。
今日は、そのような混乱を生む自我と、人々を感動させる真我についてのべましょう。
梅雨が明けるこころ、私は、お盆と終戦の日から連想される思い出があります。
『般若心経入門』という一冊の本・・・。
何故なら、暑さで思い出されるのが、法事や季節ごとの法要などの際、必ずお坊さんが唱えていたお経のひとつが『般若心経』だったからです。
何回聞いても、いつもどのお坊さんであろうと、凛としていて、高らかな名調子で、とても心地よく唱えていることに感心させられます。
とはいえ、小さい頃は、畏敬の念から、私は、お経を聞く際、常に緊張していて、うっとり聞けるようになったのは内容をほぼ把握した40年ほど前のこと。
松原泰道の『般若心経入門』を私が初めて読んだのは、およそ四半世紀ほど前の、このような真夏の頃のことでした。本格的に、座禅を組み、聖書や仏教経典など、スピ系の本を深読みしだしたころのことでした。
以下引用です。『私達の心中は、欲望と感情のままに揺れ動く日常的自我と、それに呼びかける本質的自己との二人が住んでいる「同行二人（どうぎょうにじん）」です。ところが、大切な本質的な自己を見失い、日常的な自我だけが本当の自分だと思い込んでしまっているのです。なお悪いことに、それに固執して、つまり執着して「自我中毒」にかかっているため、本質の自己の尊さに気づくことなど思いもよりません。』
このくだりを読んだ時、私は即座に本質の自分は、『真我』であること分かり感動したものです。英語でいえば、ハイヤーセルフであり、ホーリースピリットです。欧米のスピ系の本にも必ずどちらかの言及があり、ハイヤーセルフやホーリースピリットとつながるなら、ラッキーなことが起き、幸せを運んでくると認識出来ます。
あなたの自我が沈黙した時、あなたのこころは真我になります。
こころの内側が、完全に真我のみになった時、出来事の結果に一喜一憂することはなくなります。そう、経験者、目撃者、観察者や、監視者の見地から、あなたは物事を経験するようになります。
何故なら、その際、あなたの意識は、盤石で力強いにもかかわらず、穏やかで静かさに包まれ、真の幸福にたどり着ているからですですよ。
付言すると、あなたのこころの内側が真我の時、あなたは、この世の出来事は、あなたの意識が創り上げている幻であることに気づくでしょう。
さて、写真は、昨日の昼に作った『ツナとたっぷり野菜の和風スパゲティ』です。独り者ゆえ、簡単に作れるものばかりですが、暑い夏だからこそ、暑い食べ物が体にいいと勝手に思い、冷やし系はほぼ、作りません。大汗をかきながら食べています（笑）
電子書籍を発刊しました。「愛 その真実とは」
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