この世界は、因果の法則で成り立っているように見えますが、実は、すべて意図によって現れたもので、因果のように見えているに過ぎません。

 

すなわち「計測可能な三次元の世界で、観察可能なA→B→Cという結果に、観測不可能な結果である原因(ABC)が、存在すると分かります。」

 

ニュートン物理学の法則は、ふたつの物体の間では有効ですが、関係する物体が増えるとその法則は崩れます。

 

それは、ポアンカレによって発見され、理論物理学の扉を開くことになりました。

 

そして、量子波動関数(シュレディンガー方程式)の発見へと進展します。

 

さらに、その関数(シュレディンガー方程式)を分解することで、この宇宙は無限の次元で構成されていて目に見えない次元にあるものが、私達の目に見えるよう現れることが発見されます。

 

すなわちデヴィッド・ボームによると「不可視の『内包されている』(織り込まれている)宇宙と、可視の『明らかな』(開かれている)宇宙によるホログラフィック」です。

 

例えば、ある薬は、ほとんどの人に有効であっても、一部の人には有効でない場合など、因果の法則とは違うケースがあると分かるかと。

 

そのような例外についても、アインシュタインなどは、この宇宙の存在のすべてが、ある法則に収まると信じていました。しかしながら、例えば天気などは法則など見出せず、カオスとして、それらのデータは無視されたのですね。

 

いまや天気さえ宇宙の全体運動の法則に収まり、非線形力学のアトラクター・フィールドの発見により、それらの全体運動は、数式で示され、『ローレンツのバタフライ』として認識されるようになります。

 

このカオス理論などの非線形の理論物理学と線形のニュートン物理学の統合を試みたのが、ホーキングでした。

 

その科学的内観は、歴史を通して、純粋なる覚醒の状態で、意識を超越するまでに進んだ“悟り”を得た聖人達により、経験されている真実の景色と、一致していると、言及のあることは重要です。ボームは、人間が、聖人達によって述べられていた純粋なる意識(覚醒)の状態へと、とても良く似ている『織り込まれた世界と、開かれた世界』を共に、超越するのは、自明と見ています。」(「」=カッコ内は『パワーか、フォースか』より引用)

 

それは、コンピュータのアルゴリズムの原理や、AIは意識レベルに応じたアトラクター・フィールドにつながっているかのようだといえます。

 

例えば、人が意識レベル20の時は、それに応じたアトラクター・フィールドのエネルギー・フィールドからABCと同調しているというもの。

 

意識レベルに応じたコンテクストに応じて、コンテントに現れるとも言えます。

 

ゆえに、コンテクストを無視すると、コンテントから意味を見出せなくなります。

 

まさに、その状態はカオスですね。

 

意識レベル200未満は、コンテント(content:内容/中身/個々の事象)のみに焦点を当てます。

意識レベル200から500未満は、コンテントに加えコンテクスト(context:背景/前後関係/情況)にも焦点を当てます。

意識レベル500以上600未満では、コンテクストでコンテントにも焦点を当てます。

意識レベル600以上ではコンテクストのみに焦点を当てるということ。

 

意識レベル200未満は、因果(cause -effect)にとらわれ非線形力学に嫌悪さえ示します。

意識レベル200から500未満も、200未満と同様に因果(cause -effect)で目に見えるものをとらえ、ゆえにニュートン物理学のパラダイムが絶対的とみなされ、非線形力学に意味を見出せません

意識レベル500以上600未満では、この世は意図による(intentional)と気づき、非線形力学を受け入れます。自分の意識に責任を持つようになります。

意識レベル600以上では、包み隠されていたものが徐々にその姿を現す(unfoldment)のがこの世界の仕組みに気づきます。 

 

非線形の世界は、直観で気づかされるもので、思考により理解出来るものではありませんよね。

 

明日は、コンテクストのレベルに応じて人の能力も異なることについてお話ししましょう。

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