アートマンは、真我であって自我ではありません。

 

「二つの自己が存在する。見せかけの自己と、真実の自己。すなわちアートマンである。その中で、真実の自己、すなわちアートマンのみが、真に存在するものとして感得されなければならない。それを真に存在するものとして感得した者に対し、それは内奥の本質を悪らかにする。

 

心の中の欲望が死滅した死すべき者は不死になる。心の中の無智のもつれはほどかれ、死すべき者は不死になる。これは聖典に説かれている最高の真理である。」

(『ウパニシャッド』日本ヴェーダーンタ協会、2009年:カタ・ウパニシャッド、64頁より)

 

意識レベル850を超えると、あなたの個性と言える小文字で始まるself/エゴ/自我は、永遠にあなたから消え去り、あなたは大文字で始まるSelf/偉大なる自己/真我/純粋な意識になります。

 

その850を超えた偉大なスピリチュアルの天才は、過去に1,000に達した神の化身であるイエス・キリスト、ブッダ、クリシュナ、ゾロアスターのみならず、例えば、アブラハム、モーゼ、イエスの洗礼者ヨハネ、聖ピエトロ寺院の創設者のピエトロ、黄檗禅師や、ホーキンズ博士の名を挙げることが出来ます。

 

その時、人の意識は、自身の身体を外から眺めているようになるとホーキンズ博士は言います。その身体は、普通に生活し、周囲の人々と語り合っていて、まさに『それ』と認識されるようです。

 

このようなスピリチュアルの真実が、全世界の小学生の教科書に書かれるようになった時、人類は争いから解放されるのも、遠くない未来のこととなるのでしょう。

 

7日の午後、NHKのガザ事務所の現地採用のプロデューサーとカメラマンのドキュメンタリーが放映されました。彼等ふたりは、この5月にピュリッツァー賞を受賞したとこと。

 

イスラエルのネタニヤフもパレスティナのリーダ達も200を切って計測されます。

 

 

さらに言うと、ハマスのトップであるハニーヤは、市民の犠牲について何の感情も持ち合わせていないと複数の関係者の言葉を海外メディアは伝えています。

 

果たして、自国民の平和を望むなら、そのように自国民の死に無関心でいられるはずなく、彼は平和を望むではなく、彼自身の内面にある憎しみをイスラエルに投影しているに過ぎないと言えます。

 

何故なら、人に無関心と強い憎しみは、意識レベル50のエネルギーで、まさに表裏一体のものだからです。付言すると、責任を散りたくないお役人も、またこの意識レベルにとどまっていることを、あなたは気づかねばなりません。我が国において連日理不尽なニュースで溢れています。すなわちそれらは、官邸の顔色を見つつ判断を下す官僚達や司法関係者によります。

 

それは、まさに自己中心的で、次第に自己陶酔に陥り、誇大妄想と被害妄想から、誰もが悪意のある救世主になり得ることを示しています。第二次世界大戦中の日本の『一億総玉砕』など軍主導のフレーズが、それを物語っています。

 

昨年のイスラエルの10月7日の音楽フェスティバルで、罪のない人々を殺戮し、レイプし、人質にとったハマスの行為は、意識レベル50であることを裏付けています。ガザのNHKの現地スタッフは、ガザの住民の誰ひとりとして10月7日の攻撃のことを支持していなことを切実に訴えていました。

 

ガザの住民は被害者であると言います。彼は「ガザの人々は、ただ平和に暮らしたい」にもかかわらず、戦火に巻き込まれ、「職を失い、家を失い、車を失い、家族を失い、どうやって生きてゆけばいいのか?」と、エジプトに逃れることの出来た住民の切実な本音をレポートしています。

 

戦争で、捕虜の虐待や住民へのレイプはつきものです。中国軍の日本軍捕虜に対する凄惨なリンチ殺害の実態。さらにソ連軍のベルリン侵攻直後、レイプは横行しました。約1万名ものドイツ人女性が、その屈辱に耐えきれず自殺しています。ハリウッド映画でも描かれている通り、法の支配の正義を訴えるアメリカ軍さえも捕虜を虐殺しています・・・。

 

戦争は、カルマの解消の場であると同時にポジティブなカルマを積み上げられる場でもあるものの、勝者が再びネガティブなカルマを積み上げていることに、あなたは注目すべきです。何故なら、それが戦争のなくならない理由でもあるのですから!

 

そのようなネガティブなカルマの集積の機会となっている戦争の狂気の事実を、どうして教科書に載せないのでしょう?

 

歴史教科書は、基本的に勝者の物語ですから、現在の支配に正当性を持たせるため、ネガティブな部分は載せないためですよ。人は誰であっても、反省なくして成長はあり得ないことを忘れています。

 

勝者の誰もが「いい子」でなければならいという考え方は、まだまだ人類の未熟さを示していることに気づかねばなりません。付言するとモーゼは、嘘をつくなと言っています・・・。