すべての答えは、あなたのこころの内側にあります。

 

しかしあなたは、目に見えるものに左右されるため、その探求を心置きなくするのは容易ではありませんよね。

 

ゆえに、静かな環境や、ひとりになることは、日常生活においてとても重要な時間です。

 

この世界の出来事は、あらゆる面でカルマに関係しています。

 

すなわちカルマ(因果応報)は、エネルギー保存、質量保存の法則と似ているといえるでしょう。

 

あなたが、発したネガティブ(ポジティブ)エネルギーの足跡は、この宇宙で永遠に保存されます。

 

しかもあなたは、そのエネルギーと向き合い対処せねば、再びあなたにそのエネルギーにまとわりつかれることに

 

ですから、例えばあなたが欲望に溺れているとするなら、その欲望と向き合い、対処せねば、あなたは、永遠に欲望に溺れることになります。

 

このエネルギーの性質に気づかねば、あなたは永遠に欲望に溺れることになるのですよ。

 

どうしてでしょう?

 

それは、あなたは、この物質世界の経験を経験するために存在しているためですね。

 

その経験は、意識マップに網羅されているあらゆるレベルのこと。

 

 

私は、幼い頃から夢の中で、度々全身包帯のミイラに追いかけられる夢を見て、恐怖で飛び起きていました。

 

全身が、汗でびっしょりだったことも度々あります。

 

ホーキンズ博士の著作と出会い、自分の意識やそれに伴う行動は、すべて自分の責任であることに気づかされたのですね。

 

例えば、複数の著作に『ア・コース・イン・ミラクルズ』のレッスン78前後まで進んでいる人は、蛍光灯や殺虫剤にネガティブな反応をしなくなると書かれていますね。

 

ある日「ああ、そうか。ミイラの夢も、自分に責任があるんだな」と私は気づかされます。

 

6年ほど前にある日のこと、数年ぶりに私の夢にミイラが現れました。

 

私は逃げませんでした。

 

そして、私は即座に向き合い、「おい、永遠にこれを繰りかえすのかい。もう追いかけっこはやめよう」と私はミイラの目を見ながら話しました。

 

ミイラの目は、最初は無感動で怒りにみちていたのですが、私をじっと見つめ、私が話し終わった途端、とても柔らかい目になり、「そうだな。もうやめよう」と一言いって消えました。

 

私は、あれ、何処へ行ったのかなと見渡すも、もうその姿は何処にもありません。

 

この日以降、ミイラは私の夢に現れることはなくなりました。

 

この経験からも、人は経験を経験せずには、何も終わらないことを私に教えてくれました。

 

それから私は、ますます様々なエネルギーに気づくたびに『経験する』ように意識しだしたものです。

 

あらゆるエネルギーを、特定して感じ続けることで、出来事に左右されることはなくなって、次第にこの世界での出来事に過剰に反応したり、ひどく感情的になったりせず、冷静にその状況を観察するようになってきたものです。

 

ホーキンズ博士は「カルマは神の責任である」と理解する一方で「意識は自分自身の責任である」ことを受け入れなさいと言います。すると、何かうまくゆかず、あるいは誰かに理解されずとも、少しがっかりしても、それで極端なショックを受けるようなことはなくなるのですね。

 

そのような心境で、静かに自身のこころの内側の声を聞くことで、自ずと問題は解決されてゆくようになります。

 

カルマを超越し、未知のものが既知になると人には何が起きるのでしょうね。明日はそれに触れます。