「話せばわかる」
それは都市伝説でした。
何故ならば、意識レベルによって『真実』や『善』は異なるためです。
魂を売っても有名になりたい方々は、その代償に『嘘』をつくことを厭いません。
いくら、『モーゼの十戒』や『山上の垂訓』を説いたところで、それは馬耳東風ですね。
ソクラテスは、紀元前450年頃「民主制は、もっても100年」と予言していました。
実際、ソクラテスの死後、ポリス同士の争いは激しさを増し、スパルタを破ったテーベはペルシャと戦い壊滅し、その悲惨さを目の当たりにし、まさにおよそ100年後にアテネはペルシャの配下に入ることを選択しました。
そのような歴史の教訓からマキャベリィは、「民主制は、志の同じ人々によってのみ成り立つ」と、その本質を見抜いていました。
時代は下り、1830年代にフランスの元貴族トクヴィルは、アメリカの行政システムの運用を学ぶために数年にわたりアメリカ全土を視察しました。
アメリカ政治のバイブルと言われる彼の著作『アメリカのデモクラシー』には、「連邦議会の上院には、ある程度『人物』はいるものの、下院は下品な資本家の手下ばかりである」といった現状から「欲望を解放してしまったアメリカは、どこへ行くのか?」という心配を記しています。
おりしも、ナポレオンにより欧州における戦争は、国民皆兵の総力戦となり、その装備を揃えることで途方もない市場が各国に誕生することになります。
その結果として人類は、20世紀に数億人の死者を出す2つの世界大戦へと導かれることになりました。
意識レベル200以上と200未満では、生きる目的が全く違います。
有名になりたい人々、すなわち「何を持つか」を追求する人々は、200以上の「何をするか」を追求する人々を避けます。
実際、200未満で有名ななった人々は、200以上の人々を見下し、かつ信用しません。
多くの戦争の原因は、意識レベル200以上と200未満の国家の相互不信であるといいます。
またガザでの戦争は、まさに現代の宗教戦争ですが、双方の憎しみとプライドがぶつかりあいです。
宗教戦争は、戦争の中でも最も悲惨な結果に終わるとホーキンズ博士は述べている通りの結果になりそうです。
現在、天国へゆける可能性のあるという意識レベル500を超えている人々は、人類全体のわずか4%足らずです。
この数字は、「宗教が人々を天国へ導くものではなくなっている証拠である」とホーキンズ博士はいいます。
しかしながら、『山上垂訓』を実践するには、社会で普通の生活を送ることは、とても困難になります。
肩書を捨て、安定した収入を捨て、家族さえ捨てる必要に迫られるでしょう。
しかし、その代償は、反対に人類全体の平和に大きく寄与することを忘れてはいけません。
何故なら、意識レベル500のひとり「優しい気持ち」は、200未満の75万人ものネガティブなエネルギーと均衡を保つためです。
ポジティブなカルマを積み上げる選択さえも、あなたは人類の平和に貢献しているということ。
カルマを意識して生きてゆくことは、同時に相手に『勝ち』を譲ることでも、またあると博士は言いますが、あなたは、そのことに気づかれているでしょうか?
その『勝ち』を譲る気持ちを持つ民主制において、ネガティブなカルマを積み上げず、永遠に存続させる方法があります。
明日は、その方法について述べましょう。