カルマ・・・。

 

パレスティナでは、親を失った子達が沢山います。

 

その悲しみや憎しみを、ネタニヤフやイスラエル国民は、政策としてどのように向き合うか、何も聞こえてきませんね。

 

ハマスという組織自体、イスラエルへの憎しみから生まれたテロ集団です。

 

戦争は、人類がカルマの解消と共に『愛』の真実に気づくための最大の学びの場であるとホーキンズ博士はいいます。

 

しかし、ユダヤ、キリストと、イスラムの文化圏は、ヒンズー圏や仏教圏とは異なり、因果応報(カルマ)に、ほぼ無智です。

 

ヒンズーと仏教の聖職者は、いまこそ、ユダヤ、キリストと、イスラムの聖職者に因果応報の真実を伝える絶好のチャンスのように思えるのですが・・・。

 

私は、ブリンケン国務長官が、イスラエルにおける音楽フェスティバルでのテロ事件の直後に「私はユダヤです」と発言したことに、驚きを隠せませんでした。

 

イスラムそのものが、あたかもテロリストであるように誰でも解釈されかねませんよ。

 

貴殿は「イスラムの人々を侮辱しているのですか?」と、私は思いました

 

世界最大の軍事力を持つアメリカの国務長官が、私的な信仰を言うべきタイミングだったのでしょうか?

 

貴殿が、自国の独立宣言における『自然神』と『自然法』を理解せず、憲法修正第一条の『宗教を創設する法の制定を認めず、スピリチュアル・ワークのみを認める』という趣旨を理解していないことに、私は啞然としました。

 

しかしそれもうなずけるデータがあります。2008年当時、キネシオロジーによると上院の計測値190,下院の計測値200というアメリカ政治の実体こそ、世界から紛争がなくならないことを示しているというものです。

 

人を殺して天国へゆけると思っていること自体、無智を示しています。。。

 

 

創世記にある『神は、ご自身を形取り人類を造られた』という意味を、誰も正確に理解していない証拠。そもそも、どうして旧約聖書を聖典とするユダヤ、キリストと、イスラムの方々は、反目するのでしょう!?

 

そこに疑問を持たないことこそ、私は疑問でした。しかしホーキンズ博士は「お互いの文化的背景を理解出来ないためです」(『Truth vs. Falsehood: How to Tell the Difference』より)と言います。

 

例えば、現代の西欧文明における性の商品化を、イスラムの人々は、文化の堕落であるとみています。そして歴史を振り返るとイスラムの欧州侵略、キリスト教徒の十字軍の遠征や植民地支配や、イスラム商人の人身売買なども問題を複雑化させています。一方で現代におけるイスラム原理主義による異教徒排斥をキリスト教徒は、誤った寛容さにより、まさに見て見ぬふりをし、それが9.11の悲劇を引き起こしたということもあります。

 

まさに、お互いに憎悪し合う負のスパイラルに陥っていますよね。

 

そしてヒンズーが、庶民の幸福に目を向けないことや、生贄に異を唱えたブッダが、ヒンズーとは別の仏教になったことも、また宗教のカルト化の理由のひとつです。

 

ホーキンズ博士によると、それらすべて、悟りを開いていない弟子達が、師の教えを正確に理解出来なかったことが理由であると、気づかないことに問題がありました。

 

そうはいってもヒンズーと仏教の間で、戦争など、人類史上過去に一度も起きていないことに、ユダヤ、キリストと、イスラムの人々が気づいていないという歴史的事実は、何を意味するのか気づいて欲しいものですよ。

 

信仰の誤りが、どれほど争いを起こしているのか、一体いつになったら気づくのでしょう?

 

とはいえ、戦争は、神の配剤であると博士はいい、カルマの解消の最大の機会であり、神を知る最高の機会です。

 

人類の誰ひとり、個人とは別のレベルの集合(集団)的カルマから逃れることは出来ないのですから!