あなたが『浄化と解明/clarification』』をしようとしても、かつては何が適切なワークなのか見極められませんでした。

 

ホーキンス博士は、「500を超えるものなら、参考にしてもいいでしょう」と述べている通り、愛のレベルのものは、スピリチュアル・ワークに適しているということですね。

 

スピリチュアルの知識について200から500未満はパター(数ヤード)、500から600未満はチッパー(30ヤード)、600以上はドライバー(300ヤード)と博士は複数の著作でゴルフクラブの飛距離に例えています。

 

あなたは、キネシオロジーにより判明した較正(計測)値500以上である「愛」のレベルの重要性に気づくために必要な知識とは、何かご存じでしょうか?

 

二元性、すなわち主体と客体、私とあなた、あなたと神の分離はすべて、あなたの知覚の限界のための幻であるということ。

 

私は若い頃、「ひとつのものは、他のすべてのものとつながっていて、ひとつで同じもの」という理論物理学の理論を、直観的にその通りだと思っていました。

 

四半世紀ほど前、私は瞑想を始め、様々なスピリチュアルの本も読み出した頃、この主体と客体は単なる幻影であるという私の直観の正しさに、自信を持つようになりました。

 

あなたと周囲のものの分離が幻影なら、周囲のものはあなた自身。

 

ですからそれらを親切にして大切にするなら、それはあなた自身に親切にして大切にしているのと同じはずです。

 

「愛」とは、それを実現することで、実際にあなたはエンドルフィンの分泌により、恩恵の見返りを手にすることになるのですよ。

 

「主体と客体はひとつで同じものですが、ただ異なる知覚のポイントから見た異なる描写に過ぎません。真実性は、知覚、描写、期間のあるもの、形のあるもの、言い換えると測定できるものに基づきません。あらゆるそのような属性は、それのまさにその本質、一時的な、恣意的な、制限された、限界によるということで、そのため二元性による知覚そのものの描写です。」(『The Eye of the I: Fron Which Nothing Is Hidden』233頁より)

 

あなたの真実は、あなたの意識のみ、しかもこの瞬間のみ真実ということ。

 

意識は永遠にあり続ける生命そのものです。意識そのものは完全に時空を超えています。あなたの生物学上の生命が朽ちても、あなたの意識という生命は、永遠にあり続けます。

 

しかも周囲のものは、あなたそのものなのですから!

 

例外なく、あなたはすべての人々に親切にするなら、あなたは自分を大切にしている証拠かと。

 

そのようなスピリチュアルの真実を知ることで、『すべての人々に親切にし、あらゆるものを大切にする』というスピリチュアル・ワークを容易に進めてゆけるでしょう。

 

 

200の壁は、あなたがマテリアルの世界に留まるのか、一歩スピリチュアルの世界に踏み出せるのかの臨界点です。

 

あなたが、いついかなる時も、例外なく『モーゼの十戒』を守ることを求められます。

 

500の壁は、考えることを止めねば、乗り超えることは不可能です。

 

600の壁は、神かそのレベルに達した師の助力なくして超えられません。

 

そのようなスピリチュアルの真実/真理の知識なくして、いくらスピリチュアル・ワークに取り組んでも、壁を突破出来ない可能性を、博士は指摘していますね。

 

それから重要なワークがあります。

 

500レベルを超える『ア・コース・イン・ミラクルズ』(ワークブック:計測値600)や『アルコール・アノニマウス』(12のステップ:540)といった、スピリチュアル・ワークは、あらゆる非難、批判を止め、そして善悪、正邪、白黒の判断を止めることを求めています。

 

理由は、単純明快ですよ。

 

何かに非難、批判することはあなた自身を非難、批判しているのと同じであり、善悪、正邪、白黒の判断も、あなた自身を裁いているのと同じですから!