あなたは。カルマの真実をご存じでしょうか?
私は、ホーキンズ博士の著作を読むまで、カルマ、すなわち因果応報は個人のレベルの問題であると理解していました。
ところが、それは違います・・・。
私が最初に、博士の著作で全訳に取り組んだのは、『Transcending the Levels of Consciousness / その意識レベルを超える』でした。
そこには、ネガティブな意識、恥、罪の意識、無関心/無感動/憎しみ、深い悲しみ、恐怖、欲望、怒り、そしてプライド/妬みについて、それぞれの超越方法が書かれています。
しかし、カルマ・・・。
もしも、博士の論述の通りそれぞれのネガティブな意識レベルを克服して、仮に悟りを開いても、カルマの影響を受けると。
しかも、個人レベルではないカルマがあると書かれていました。
「なんだ、それは?」と私は理解出来ませんでした。
4年ほど前、コロナの影響で、3年ほど博士の著作を一気に4冊完訳することが出来た際、その時、『Reality, Spirituality, and Modern Man / 真実性、精神性と現代人』に、そのことが詳細に書かれていました。
カルマは、個人のみならず、家族、親族、一族、友人、同僚、仲間、地域、国家、民族、人種、信仰や、文化など、あらゆるレベルで存在するというのですよ。
私は、幼い頃から、意識の永遠性、因果応報や、輪廻転生を正確に理解し、どうすれば天国へゆけるか模索し続けていました。
すべての人に親切にしよう!
好き嫌いをなくそう!
物は、大事使おう!
そのような事を常に、念頭に置いて行動していました。しかし、それらは、スピリチュアルの原則であって、マテリアルの原則ではなかったとうこと。
私は、友人やパートナーに3千万円以上貸しましたが、返済される見込みはありません。
サラリーマンでは、入社20年目で、同期で唯一主任でした。離婚、塾の経営に失敗し、それを取り返そうとした投資に失敗し、約800万の借金を作りました。
人類の最高善に、人生を捧げることを常に意識した結果が、これです。
しかし、救われたのは、「スピリチュアルに目覚めると、あらゆるレベルのカルマは一斉に動きだし、若干騒がしい人生になるでしょう」と博士の言葉でした。そう一斉にはあらゆるレベルで動き、あなた個人のカルマだけではないということ。
まあ、そういう訳で、意識レベルを上げようと行動を起こすと、周囲からは人生の落伍者の如く思われかねない事態に陥るのですね。
さて、日本語と英語では、全く言葉の文化が違います。
例えば、日本語で「やばい」は、いい意味も悪い意味でも使われますよね。
英語でも、そのような単語は沢山あります。
ゆえに、単に英和辞書で調べただけでは、正確に訳すことは不可能です。
その一例をご紹介しましょう。
This ‘karmic body’ is made up of the collected tracks of positionalities.
この‘カルマの本体’は、様々なレベルのカルマの局面の性質を寄せ集められた周波数から構成されています。(『the Eye of the I / わたしの目』の第十六章:カルマ、師と賢者より)
Positionalityについて、私は多くの場合、観点の立ち位置と訳していて、それでフィットするのですが、この一文は例外です。
「この‘カルマの本体’は、観点の立ち位置を寄せ集められた周波数から構成されています。」と訳すなら、おそらく直観を働かせられる極少数の方々のみ、『観点の立ち位置』を『様々なレベルのカルマの局面の性質』と理解出来るに過ぎないでしょう。
ホーキンズ博士の著作を正確に訳すには、ハイヤーセルフの助力なくして不可能であると言えますね。
写真は、昨日の反対側からのもの。西日で少し赤味がかっています。