あなたは、この世界を彩る性質は、あなたの意識レベル次第で変わることをご存じでしょうか?

 

思考は、感情のグラデーションに彩られていることを、20世紀末アメリカの研修グループによって証明されました。

 

言い換えると、あなたの意識レベル次第で、この世界は素晴らしくもなり、とんでもない世界にもなるということ。

 

ヒンズーでは、物質世界の原理(プラクティ)を3種のグナ(性質や属性)で区別していました。

 

3種のグナは、見事に『意識マップ』で説明出来ることを初めて知った私は、感動で涙が止まりませんでしたよ。

グナは、タマス(暗質:鈍く障害となり抑制する)、ラジャス(激質:刺激し活動的にする)、サットバ(純質:照らす)の状態を、それぞれ意識レベル200未満、200以上500未満、そして500以上600未満にて示すことが出来るということ。

 

問題なのは、タマスで行われる選択ですね。

 

あなたが意識せずとも、その時の選択は、自己中心的、私利私欲的、自己陶酔的であり、それがエスカレートすると被害/誇大妄想にとりつかれます。

 

例えばあなたが何かミスを犯し怒られる恐怖がもとで、タマスのレベルで選択をしたとしましょう。

 

保身のため「嘘をついてしまった」とすると、嘘というのは、相手を支配したいという欲求から来ています。

 

その保身は、プライドを失う無くしたくないという動機に基づいていたでしょう。

 

それから、あなたは「噓がばれたらどうしようと・・・。」不安になります。

 

さらに、あなたは嘘をついたことで深く悲しむようになります。

 

嘘を正当化するため、相手のこころが心を痛めることに無関心になるかもしれません。

 

そしてついに嘘が発覚すると、怒りと共に恥と罪の意識を生じさせることになるでしょう。

 

どうでしょう!

 

驚かれましたか?

 

最初は恐怖から、保身のためについた嘘は、実に200未満のすべてを生み出しました。すなわち20の恥、30の罪の意識、50の無関心、70の深い悲しみ、100の恐怖、130の欲望、150の怒りと、175のプライドのすべてを引き起こします。

 

これで、200未満のレベルの正体は明らかです。たった一回の嘘が、実はあなたの200の未満のレベルすべてを引き起こす鍵だったということ。

 

200未満のどのレベルが発端となっても、結局すべてのネガティブなレベルを引きおこすメカニズムを知ることで、対処法もまたシンプルになります。

 

すべて発覚した後、何も解決されない事態に陥ったとしましょう。すると、あなたマインドには、200未満のすべてのレベルが貯蔵庫にため込まれました。しかも、その貯蔵庫の容量には限界があります。

 

あなたがその限界まで処理せずいると、最終的に心身に異常をきたすことでしょう。

 

ガンは、罪の意識の集積で起きやすく、心臓疾患は、怒りの蓄積で起きやすいとホーキンズ博士の著作に書かれていました。

 

やはり、心身共に健康で人生を送るには、タマスのレベルからどうやって脱するかにかかっていますね。

 

癒されるためにも、都会の喧騒ではなく、静寂な大自然がふさわしいですね。写真は、我が家のある別荘地の入り口から昨日の朝撮影したもの。

我が家からは初島と大島を一望でき、かつ山々に囲まれ実に緑豊かな景色に恵まれています。博士によると木々は、人のスピリチュアルの神聖さに気づいていると言います。しかしあなたが、そのパワーを受け取るには、木々の生命も神聖であることを認識せねばならないことを忘れませんように。

 

LG287-2 Feelings and the Decision-Making Process / 感覚と決断を生む過程(不活発、活動的と、平和という3つの主な状態に意識レベルを単純化することが出来る)

We can simplify the levels of consciousness into the three major states: inert, energetic, and peaceful. These three states are related to the decision-making process. The first state – inertia- is reflective of the emotional levels of apathy, grief, and fear. The nature of these feelings is to interfere with our concentration on the situation at hand and engage us instead in concentration on our own thoughts, most of which are in the realm of “I don’t know,” “I’m not sure,” and “I don’t think I can.” This successive concentration of our own uselessly cycling thoughts renders us temporarily unable to perceive the full dimension and possibilities or the overall situation at hand.

不活発:タマス、活動的:ラジャスと、平和:サットバという3つの主な状態に意識レベルを単純化することが出来ます。これらの3つの状態は、決断を生む過程に関係づけられます。最初の-不活発な-状態は、無感動/無関心、深い悲しみと、恐怖の感情的レベルとの関係性があります。これらの3つの感覚の性質は、手元の状況における私達の集中を妨げ、しかも私達自身の思考に集中せずに、ほとんど『知らない』『確かではない』『出来るとは思えない』の領域に、私達の注目を引きずり込みます。この私達自身で利用しない循環する思考の連続による集結されたものは、全部の次元、および手元の潜在的可能性や情況全体を知覚出来ない儚さを私達に示します。

 

LG288-1(不完全なプログラムでは、不完全な結果しか出せない)

While these negative thoughts and feelings are flowing, it is difficult for us to arrive at any decision. Sometimes we opt to stall the decision until we feel better. At other times, we proceed to arrive at a decision that we think will answer our questions or take care of a situation. Unfortunately, the decision that results is not sustainable in the long run because it is based on the feeling state, and when the feeling state changes, the decision has to be changed with it. This leads to inner insecurity, ambivalence, confusion, and a loss of confidence in us by those around us. In the computer language of “garbage in and garbage out,” the negative feeling state is the “garbage in,” and the decisions that come of it must be on the same level.

これらのネガティブな思考と、感覚が起きている間は、私達とってどのような決断にも達することが難しいものです。私達は、もっと良く感じるまで、しばしば決断を先延ばしにする選択をします。他の機会に、私達の疑問に答え、もしくはある状況の処理をしようと、私達が考える決断に達する処理をしました。不幸なことに、その感覚の状況に基づき、しかもその感覚の状況が変化すると、その決断は、それに伴い変化させられるため、結果的にその決断は長続きしません。それは、こころの内側の不安、反対感情の併存、混乱状態、すると私達を取り巻くそれらにより、私達の中で信頼感の喪失へと導きます。コンピュータ言語として「不完全なプログラムでは、不完全な結果しか出せない」のであり、そのネガティブな感覚は、「不完全なプログラムを入れる」ものです。そのため、それからもたらされる決断は、それと同じレベルにあるはずです。

 

 

「Letting go/手放す

David R. Hawkins, M.D., Ph.D. / デビッド・R・ホーキンズ博士

2012, Veritas Publishing P. O. Box 3516 W. Sedna, AZ 86340 U.S.A

Chapter 19 Achievement of Vocational Goals / 第十九章、職業上の目標に関する成就」より