あなたの周りには、家にいるときはテレビをつけっぱなしにしている人、いらっしゃいませんか?

 

そのような方々を、あなたの周囲におられるなら、まず情報取集といった、そのような職業ではない限り、ほぼ心中穏やかではないとうことでしょう。

 

不安を消すために、常に騒音の中にいたいのです。

 

不安をこころの内側に抱えている場合、静寂は恐怖以外のなにものでもないものです。

 

一方、こころの内側に不安を一切抱えていない場合、静寂は、ますますこころを穏やかにするでしょう。

 

私が、サラリーマンの特に独身の時、決して心中穏やかではありませんでした。それを打ち消すかのように、必ず音楽を流し続けていたものです。

 

特に不安の強い時は、例えばレッドツェッペリンなどをかけていたものです。

 

元気が欲しい時は、もちろんビートルズ。

 

そして多少落ち着いている時は、クラッシック、特にバッハやアルボ・ペルトでしたね。

 

不思議なことに、およそ四半世紀前に、座禅を組み始めてから、音楽を聴く機会は次第に減少をし続けました。

 

特にホーキンズ博士の著作を訳し始めてから、ますます減少します。

 

何故なら、静寂がいいから!

 

そういう点からすると、市街地から離れ、静寂に包まれた現在の住居は実に理にかなっています。

 

さて、今日ご紹介するところは、度々ご紹介している『炎のランナー』(計測値425)です。

 

この『炎のランナー』は、複数のホーキンズ博士の著作で引き合いに出されています。

 

何事にも成功するために大切なのは、200未満のレベル、すなわち恥、罪の意識、無関心、憎しみ、深い悲しみ、恐怖、欲望、怒り、プライドと、妬みのすべてから解放される必要があるといこと。

 

そのようなものすべてから離れて初めて、あなたはスピリチュアルを活用出来ます。

 

今年のドジャースの先頭の3人共にMVP受賞経験者ですね。ベッツ(MVP受賞2018年)、大谷(21年と23年)、およびフリーマン(20年)は、まさに球界を代表する選手達。

 

大谷は、現地時間3月30日の試合で他の2名のMVP受賞者はホームランを打ったのに、彼だけ打てなかったことに対し「自分だけホームランを打てなかったですけど・・・。」と自虐的冗談を話す余裕がありました。

 

これは、他者と競い合うというよりは、自分の問題ととらえているから言えることでしょう。

 

そのような雰囲気について、球団社長のカステンは、次のようにナイチンゲール記者に話していたそうですね。

 

彼が、かつてアトランタ・ブレーブスの球団社長の時、まさに黄金時代で球界を代表する先発投手のビッグスリーが揃っていた時のメンバー、すなわちマダックス(通算355勝)、グラビン(305勝)、およびスモルツ(213勝)との関係性とは、全く違うというのですよ。

 

それは、ブレーブスの3名の投手達は、どのような時も常に自分がトップであると競い合っていたそうで、「相手を負かしたいと思っていたから冗談を口にしなかった」といいます。

 

ところが、ドジャースの3名は、「彼等3人は、張り合っている感じではなく、いつも共に高め合っているように見える」と語り、ブレーブスの3名と全く異なる関係性に関心を示したとのこと。(フルカウント、4月1日記事より)

 

それに加えていうと、ダルビッシュ有は、パドレスのチーム内でもWBCの時と同様に、自分のノウハウを惜しみなく周囲に伝えています。その姿勢は、マダックス達3名の関係性とは全く違いますよね。

 

ゆえにパドレスは、昨年初頭に36歳という年齢にもかかわらず彼と6年契約を結びましたし、今年も開幕投手を務めたということで、その信頼は揺るぎないものと分かります。

 

私はこれらのことからも、人類全体の意識レベルの上昇は、おそらくあらゆる分野に大きな影響を与えているというのは、言い過ぎではないと言えるのではないかと。

 

あなたは、スピリチュアルのパラダイム・シフトを、目の当たりにしているのですよ。

LG285-2(際限なくテレビを見て、食べ物、睡眠、ドラッグ、アルコールの助けを追い求め)

As the cycle progresses, we feel increasingly dissatisfied and unhappy in our job and alienated from our colleagues. There may be the belief, “Everyone is against me.” Our family members may grow weary of our constant complaints about the situation at work. We may seek escape at the end of the day through endless television or over-indulgence in food, sleep, drugs, and alcohol.

このサイクルが展開する時、私達は、自分の仕事に満足出来ず、そのため不幸を膨らませていると感じ、しかも勇気から遠ざけられます。「誰もかれもが、私に反対している」という信念があるでしょう。私達の家族達は、私達の仕事における状況に関する絶え間ない苦情に、うんざりしているでしょう。私達は、その日の終わりに、際限なくテレビを見て、もしくは食べ物、睡眠、ドラッグ、そしてアルコールの過剰摂取を通して、助けを追い求めることでしょう。

 

LG285-3(その人は、他のランナーを“負かす”ために走らなかった)

What’s the way out of this cycle of envy and dissatisfaction? As we’ve said before, the answer is to go within. With envy, we are constantly looking at others, evaluating their accomplishments, and comparing ourselves to them. We see the cost of this looking out-ward in the film, Chariots of Fire, when one of the runners turned to see where his opponent was in the race. The moment he took his eye off the finish line to compare himself with another runner, he lost that split second which cost him the whole race. The man who won the race was motivated by the sheer love of running and to do his best. He didn’t run to “beat” another. He didn’t compare himself to other runners. He ran his best because he loved to run.

この羨望と、不満足のサイクルから抜け出す方法とはどのようなものでしょうか?私達が、以前に述べているように、その答えはこころの内側に達することです。羨望と共に私達は、絶えず他の人達を観察し、彼等の目的の成就を評価し、しかもそれらを私達自身と比べています。この外側の世界を、見ることの代償について『炎のランナー』という映画の中で、ランナーのひとりが、レース中に彼(エイブラハム)の競争相手に対する見方を、転じることでわかります。彼が、他のランナー達との競争でゴールから目を離した瞬間、彼は、そのほんの瞬間の代償としてレース全体を失いました。レースに勝った人(リデル)は、走ることについて純粋な愛によって動機づけられ、その人は、最善を尽くしました。その人は、他のランナーを“負かす”ために走りませんでした。その人は、自分自身や他のランナー達と競争をしていませんでした。その人は、走ることを愛していたため最善を尽くし走りました。

 

LG286-1(それらの感覚が認識されたなら、それらが、私達に逆らって働いていること)

When we look within ourselves, we see what the underlying feelings are that prevent our success: competitiveness, self-doubt, insecurity, inadequacy, and desire for approval. Are we willing to look at these feelings? Once our feelings are recognized, it becomes obvious to us that they work against us. They drain our efforts and impede our success in the world. Our self-doubts block the very recognition we seek.

私達は、自分自身を観察する時、私達は、自分の成功を妨げているところの隠れている感覚のあることが分かります。私達は、それらの競争的な性質、自己疑念、不安感、無能な感覚と、魅力に対する欲望の感覚を観察する意志があるでしょうか?一旦、私達のそれらの感覚が認識されたなら、それらが、私達に逆らって働いていることが明らかになります。それらは、私達の努力を流失させ、この世界での私達の成功を妨げます。私達の自己疑念は、私達が探し求めているまさにその認識を邪魔しています。

 

LG286-2(それをすることを愛し、彼の成功と、他の人々の成功に大喜びし)

Once we see the cost of negative feelings to our happiness and success, we will become willing to let go of them and the payoffs we get from them. For example, we become willing to let go of the cheap little satisfaction we get from blaming others for our lack of success. We become willing to let go of the sympathy we garner from those who listen to our complaints. When we let go of our feelings of inadequacy, we will find that envy of others disappears. We become like the winning runner in Chariots of Fire who loves what he does, delights in his success and that of others, and has boundless energy to excel in the world.

一旦、私達の幸せと成功に対する、ネガティブな感覚の対価を、私達が理解するとならば、私達は、それらと、それらから得られる見返りを、進んで手放すようになるでしょう。例えば私達は、成功しないため、他の人達を非難することにより得る、安っぽい少しの満足を進んで手放すようになります。私達は、私達の不満を聞くそれらの人達を集める共感を、進んで手放すようになります。私達は、自分の不完全な感覚を手放すと、他の人々の妬みが消えることがわかるでしょう。それをすることを愛し、彼の成功と他の人々の成功に大喜びし、しかもこの世界において、抜きんでるところの限りないエネルギーを持つ、『炎のランナー』の勝者のように私達はなります。

 

「Letting go/手放す

David R. Hawkins, M.D., Ph.D. / デビッド・R・ホーキンズ博士

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Chapter 19 Achievement of Vocational Goals / 第十九章、職業上の目標に関する成就」より