あなたのメンタルは、いつも落ち着いていらっしゃいますか？
あなたが、いま落ち着いているなら、それはあなたが天職についているからかも知れませんよ。
今日から、現代の人類に欠かすことの出来ない生業（なりわい）について、どのようにスピリチュアルを活用するかというホーキンズ博士の論述をご紹介しましょう。
日経新聞の『Opinion: Deep Insight』欄（3月28日版）に、日本経済の『ガン』ともいえる父権主義（paternalism）について書かれていたので引用しましょう。
『日経平均株価が1989年末の高値を超え、日本経済を苦しめた「34年」の呪縛は解けた。だが100年前からの呪縛はまだ続く。「父権主義」の罠（わな）だ。
122倍にしたニトリホールディングスは、東南アジアへの生産委託で良質な家具を安価で提供するビジネスモデルを作った。半導体ウエハーの加工で独自技術を誇るディスコ（72倍）も、顧客の需要を細かく把握して商品開発するキーエンス(61倍)もオンリーワンだ。
沈んだ銘柄はどうか。目立つのは、父権主義が色濃く残る規制業種だ。東証業種別指数の下落率を見ると、電気・ガスと証券・商品先物がそれぞれ70％前後、銀行は80％に及ぶ。横並び経営が目立つこれらの業種が株式市場で幅を利かせると、投資家の目利きの力は生かし甲斐がなく衰える。
政府が民間を放置すべきかと言えば、そうではない。2008年のリーマン危機は誰もリスクを取れないか、経営が悪化した大手金融機関などを、米国政府は続々国有化して景気の底割れを回避した。
米株式市場で、半導体大手のエヌビディアと互角の株高を誇る銘柄がある。人工知能（AI）を駆使したデータ解析でならすパランティア・テクノロジーズだ。昨年3月末までに株価は3倍と、エヌビディアの2.8倍を上回っていた。法人向けも政府向けも需要が伸びている。
同社が03年創業以来資金を頼ったのは、米中央情報局（CIA）だ。民間の投資家は事業を理解出来ず、資金を出せなかった。CIAは同社の解析力がインテリゲンス（情報）活動などに活用できると見抜き、顧客にもなった。
重要なのは、「創業の父」であるCIAがオーナーの立場を捨てたことだ。20年の株式公開時に保有株式を売却し、すでに大株主ではない。バランティアは、今CIAではなく株式市場に企業統治の重心を移している。」
私が20年のサラリーマン生活を送った損保業界も、いまだに護送船団方式は変わらず、不祥事と合併は繰り返され、ビッグモーターとの関係性をみると弊害は明らかですね。
勿論、専業代理店の育成強化は進んでいますが、それよりも同じ商品を認可し続けていては、結局、監督官庁の「父権主義」の放棄なくして保険業界の改革もあり得ないでしょう。
資本主義は、社会主義や、集産主義とは異なり、失敗のリスクは高いでしょう。
しかしながらそれでも、人類の繁栄と進化という観点からみて、そのメリットは社会主義や集産主義をはるかに上回ります。
新聞には、「政府がベンチャー企業に投資するファンドを作りたい（ショイブレ・ドイツ元財務相）」、「政府は起業の環境づくりを。会社は民間マネーが作る（クラビス・KKR共同創設者）」という談話を載せています。
アメリカの主要産業で、かつ多国籍企業はすべて300台で計測されます。
それらの企業の管理職も、また一様に300台で計測され、200未満の人々のお手本になっているとホーキンズ博士は述べています。
300台というのは、『意欲』と『受容』のレベルで、かつ200台の『勇気』と『不偏不党』も含まれます。
まさに企業家や従業員のお手本となり、しかも世界経済をけん引する原動力を生み出すパワーを持っています。
人のためになり、あなたがワクワクして楽しくて仕方のないお仕事に就いておられるなら、あなたのマインドは、とても落ち着いていて、しかも常に向上すべく前を向いておられることでしょう。
それでは、ご紹介いたしましょう。
LG-283-1 Feelings and Abilities / 感覚と能力(思考は、自分の才能と能力を明らかにする範囲を決定し、しかも私達の成功と失敗の質と量を設定し)
Our thoughts determine the extent to which we manifest our talents and abilities, and they set the quality and quantity of our success and failures. But what is it that determines and influences the direction of our thoughts? As we have seen, it is our feelings that determine and produce the kind of thinking that will lead us to success or failure in any endeavor. Feelings are the key to the expansion or constriction of our talents, abilities, and actions.
私達の思考は、自分の才能と能力を明らかにする範囲を決定し、しかも私達の成功と失敗の質と量を設定します。しかし私達の思考の方向を決定し、影響を与えるというそれは何でしょうか？私達が見てきたように、それは私達の決定する感覚にあり、そのためどのような努力であっても、私達を成功か失敗かに導くのであろう思考の類を引き起こします。感覚は、私達の才能、能力、それに加え行動に関する拡大、もしくは収縮に対するキーです。
LG283-2(こころの内側の世界と感覚の世界を自認することが出来ず、訓練出来ていない)
Generally, we are knowledgeable and well trained in matters pertaining to the outer world. Yet we are sometimes unknowledgeable and untrained in the inner world, the world of feelings. Because feelings determine thoughts and the thoughts we hold in mind determine outcomes, it is important to clarify the relationship between our feelings and the freeing of our abilities so that they result in successful action.
一般的に、私達は、こころの外側の世界に関係している事柄に対し、自認することが出来て、しかもよく訓練されています。しかしながら私達は、時々、こころの内側の世界と感覚の世界を自認することが出来ず、また訓練出来ていません。感覚は、思考（想念）を決定し、そのため私達がマインドで思い描く思考は、成り行きを決定するため、それらが、成功の行動に結果として終わるように、私達の感覚と、私達の能力を利用出来るようにすることとの間にある関係性を、明らかにするため意義があります。
「Letting go/手放す
David R. Hawkins, M.D., Ph.D. / デビッド・Ｒ・ホーキンズ博士
2012, Veritas Publishing P. O. Box 3516 W. Sedna, AZ 86340 U.S.A
Chapter 19 Achievement of Vocational Goals / 第十九章、職業上の目標に関する成就」より