あなたは、スピリチュアルに必要なものとは、一体何かをご存じでしょうか?

 

スピリチュアルに必要なものとは、唯一『気づき』。

 

ホーキンズ博士は、「気づいているか否か」と述べています。

 

私は、幼い頃には、『意識の永遠性』『輪廻転生』と『因果応報』について、ホーキンズ博士の著作に書かれている通り、ほぼ的確にその内容を気づいていました。

 

西麻布の『みこころ幼稚園』の卒園の際に頂いた聖書の概要の書かれた小冊子を、字が読めるようになると、幾度も読み返したものです。

 

その際、『ヨハネの黙示録』には違和感があり、何か「作り話であるとでは?」とうすうす気づいていたものです。

 

小学生の高学年になり、学校の図書室にあったイエスやブッダのことが書かれた本を読んでいたのですね。

 

すると最も大きな疑問が生じました。そう何故、ブッダのように『悟り』について、イエスは何も話をしないのかというもの・・・。

 

その疑問が解けるには、ホーキンズ博士の『わたし:真実と主観性』を読むまで解けませんでしたね。

 

ひと言でいえば、ローマの文化圏の人々にとって『悟り』の話は時期尚早であったということ。地中海世界、ひいてはユーラシア大陸の西半分の方々は、東半分の人々よりスピリチュアルの気づきのレベルが低かったため、イエスは敢えて話さなかったということです。

 

博士は言います。ブッダは『悟り』を説き、イエスは『無条件の愛』を説いたと。

 

なるほど!

 

この事実に、キリストを信じる人々は『気づく』ことがなければ、いつまでも『無条件の愛』のままということ。

 

意識レベル600に達した時、人は「知ろうとしていたことは、知っていたこと」になります。

 

そこに至るまでは、意識レベルの上昇と共に「気づき」の範囲は拡大してゆくということ。

 

見方を変えると、意識レベルのグラデーションは、まさに気づきグラデーションを示しているとも言えます。

 

さらに重要なことは、人は意識レベル200を超えないと精神の意味に気づけません!

精神とは、意識レベル200以上の方にしか分からないということ。

 

よく精神を鍛えろといいますが、それはメンタルの強化のことであって、精神は強化するものではなく、気づきの範囲を拡大させるものです。

 

意識レベル200で生理機能の大きな変化が起きます。

 

すなわち、200未満で左右大脳半球の非同期の状態で精神を理解出来ません。

 

200に達し左右大脳半球の同期化に成功し、その状態を保持し初めて人は、スピリチュアルの真実に気づけるようになります。

 

人類の80パーセントの意識レベル200未満の方々は、その気づける状態にないということ。

 

人類の使命、「生きとし生けるあらゆるものとのとの共栄共存」に人類の80パーセントの方々は気づけません。

 

ゆえに、スピリチュアルの教育というのは、本当に重要にもかかわらず、日本の義務教育では皆無の状態。

 

由々しき事態ですよ。

 

しっかりしたスピリチュアルの教育が日本ではないゆえ、「信教の自由」を素晴らしいなどと言い出すわけです。自然神と自然法以外は、すべてカルトなのですよ。人は何となくそのことに気づいているため、多くの人々は宗教に近づかないということ・・・。

 

TF406-4(『非二元性への熱烈な希求』に応じた道は、誰に対しても開かれ)

Everyone is already a mystic and innately attracted to Enlightenment, whether they are aware of it or not. It is an extension of the qualities of learning and curiosity, which are innate to the mind. Thus, the pathway to “Devotional Nonduality” is open to everyone and has no requirement other than the capacity for inner honesty and the willingness to align with truth and follow it to its Source. The natural and straightest way to Enlightenment has been discussed in the books The Eye of the I and I: Reality and Subjectivity, and will be more specifically described in the forthcoming books, Transcending the Levels of Consciousness: The Stairway to God, and Devotional Nonduality.

誰もが、すでに神秘主義者であり、そのため本質的に『悟り』に引きつけられるものの、探求者達が、それに気づいているか否かによります。『悟り』はマインドに内在しているところの、学ぶことと好奇心という特徴を持つという、マインドのそのような属性の延長線上にあります。ゆえに、『非二元性への熱烈な希求』に応じた道は、誰に対しても開かれているものの、こころの内側の誠実さを求める能力以外に全く要求はなく、また真実/真理に同調しその根源に至るまでそれに従う意欲を求められます。『悟り』へ本質でしかも最もまっすぐな道は、『わたしの目』と、『わたし:真実性と主観性』で詳述されており、さらに次著の『その意識レベルを超える:神への階段と非二元性への熱烈な希求』(訳注:実際のタイトルは『その意識レベルを超える:悟りへの階段』)にて詳述されるでしょう。

 

Gloria in Excelsis Deo!

いと高いところにおわす神に、栄光あれ!

以上

 

 

「Truth vs. Falsehood: How to Tell the Difference

/ 真実か嘘か:違いを見分ける方法

David R. Hawkins, M.D., Ph.D. / デビッド・R・ホーキンズ医学、哲学博士

2005, Axial Publishing Company, Toronto, Canada,

Section IV Higher Consciousness and Truth / セクション4高位の意識と真実

Chapter 18 Summary and Resolution /第十八章 要約と解決策」より