『普通』の生活で忙しいなら、スピリチュアルに目を向けるというのは、簡単ではありません。

 

ましてあなたが、特に、ご自身の能力に気づき、その能力を生かし、人生がまさに順風満帆なら、スピリチュアルに目を向けることは、そう簡単なことではないでしょう。

 

昨日、『高みを目指す』のは、エゴの属性であるとご紹介しました。

 

あなたは、私と父との目指すものの違いに気づかれたことでしょう。

 

そう、父はこころの外側のものでこそ、幸福を実現出来ると確信していました。

 

一方の私は、こころの内側のものでこそ、真の幸せをもたらすと直観していたのですね。

 

世界の一流品や一級品のすばらしさに触れることが出来たことから、いまの私がいるのは、疑う余地なく本当に父のお陰です。

 

クラッシック音楽を含め、芸術性の高いものや、大自然に青春時代にまでに触れることで、人は、真実、善と、美を生涯追求するようになり、暴力や、虚偽、あるいは極端に下品なものを避けるようになると言います。(『Truth vs. Falsehood』 より)

 

あなたが『高みを目指す』というエゴ(小さな自己/字が)の属性を、こころの内側においてさえ実践しようとしているなら、それは、幼い頃から青春時代に、素晴らし経験をしていた可能性を示しており、あなたは、神のみならず両親にも感謝すべきです。

 

私の父は、最晩年にスピリチュアルの重要性に気づいたものの、それで人生が変わることは残念ながらありませんでしたが・・・。

 

もしも、いま父から聞かれるなら、最高のスピリチュアル・ワークを紹介出来たでしょうに・・・。

 

あなたのこころの平和のためには、あなたがどのスピリチュアル・ワークに目を向けるかにかかっています。

 

また真の意味で『高みを目指す』ために、あなたのメンタル面の充実に目を向けねばならないはずです。

 

私は、幼い頃から『天国』へ行くことに大きな関心がありました。世界の一流品や一級品に見合う人類の最高の教養を求め続けた結果、ついにホーキンズ博士の著作と出会うことが出来たと言えるでしょう。

 

ホーキンズ博士は、その著作の内容について、人類の最高レベルの知性/理性に訴える形式で書いたと述べています。

 

あなたも、お分かりでしょうが、ホーキンズ博士の著作を読みこなす為には、歴史、宗教、哲学、理論物理学などを含め、あらゆる分野でかなり高度な知識を必要とします。

 

ゆえに、それらの知識なく読むなら、理解が難しいのは当然のこと。

 

ホーキンズ博士は、「理解出来ずとも、何回も繰り返し読むこと」を『Power vs. Force』で説いていたかと。

 

それは、そのような高度な知識が無くても、同じ概念が繰り返し書かれていることによって、いつしか『自分のものになる』ためです。

 

しかも、700レベルを超えた博士の言葉は、すべて神のお言葉そのものであることに注目すべきです。

キネシオロジーで判明している通り、意識レベル700以上の場合、個人のマインドは完全に休止しています。

 

すべての言葉が、偉大なる自己/真我/アートマンによるもので、そのホーキンズ博士の言葉を口述書記した奥様のスーザンも、また彼女のハイヤーセルフによって編集されていると、複数の著作に明記されています。

 

ゆえに、ホーキンズ博士の言葉は、あなたのスピリチュアルの領域を活性化させ、意識の成長や悟りを開くためのエネルギーを持っています。

 

ゆえに、あなたは英語原典にも目を通すべきなのですよ。

 

ブッダは、「天国と地獄はコインの表裏ほどの差しかない」と、すなわちそれに、あなたは気づくか否かであると、ホーキンズ博士は度々引用していることを申し添えておきます。

 

TF401-1(その叡智は専有され、主に聖職者階級の資産になり)

In ancient times, the sole source of higher truth, was through the revelations of the great mystics, saints, and avatars, and thus, the spiritual core of religion was respected and revered. The followers of established religion did so out of faith and awe at the revelations of Divinity. Subsequently, however, the knowledge was appropriated and became primarily the property of the priestly class, which established dictum of the orthodoxy of ecclesiastic doctrine.

太古の昔において、より高い真実に関するわずかな情報源は、偉大な神秘家達、聖者達とアバター達の啓示による秘密の暴露を通してありました。かくして信仰や宗教のスピリット/精神の核心部分は尊重され、そのため崇められました。創設された宗教の支持者達は、神からの啓示に、信頼と畏怖の念からそのようにしました。しかしながらその後、その叡智は専有され、主に聖職者階級の資産になりました。しかもそれは、聖職者教義の因習的な慣習を守るための格言を生み出してゆきました。

 

TF401-2(高い真実/真理は、ミステリーと権威主義独特の雰囲気によって覆われる)

Eventually, the higher truths, which are nonlinear and calibrate from 540 to 1,000, became surrounded by an aura of mystery and authoritarianism, which subsequently attracted great wealth that enabled the construction of the great temples and magnificent architecture of the great gothic cathedrals, mosques, and the magnificent Alhambra in Spain.

結局のところ、非線形で、540から1,000まで計測されるところの、より高い真実/真理は、ミステリーと権威主義独特の雰囲気によって覆われるようになりました。するとその後、大きな寺院と大きなゴシック様式の大聖堂の素晴らしい建築物、モスク、そしてスペインの素晴らしいアルハンブラ宮殿などの建設を可能にする大きな富を引きつけました。

 

TF401-3(非宗教的支配に関する競争の誘惑から、政治権力は生まれ)

Reverence became codified and structured in its expressions which were then authoritatively imposed as requirements. Thus arose coercion and fear, as well as divisiveness and militancy. Out of these qualities arose political power, with its rivalrous temptations of secular control of people, territory, and riches, plus the acquisition of impressive ranks and titles.

聖職者の権威は、その表現の中に敬意を表すべく体系化され、構築され、それから必要条件として厳然と強要されました。かくして強制と恐れだけでなく、対立と交戦的な姿勢が起きました。これらの性質から臣民となる人々、領土と、富に加え、強い印象を与える階級と肩書の獲得といった、非宗教的支配に関する競争の誘惑から政治権力は生まれました。

 

「Truth vs. Falsehood: How to Tell the Difference

/ 真実か嘘か:違いを見分ける方法

David R. Hawkins, M.D., Ph.D. / デビッド・R・ホーキンズ医学、哲学博士

2005, Axial Publishing Company, Toronto, Canada,

Section IV Higher Consciousness and Truth / セクション4高位の意識と真実

Chapter 18 Summary and Resolution /第十八章 要約と解決策」より