今回も当たり前の内容ですが

農林水産省と全国学力調査の結果を交えて

朝食の大切さを説明したいと思います

 

 

ブドウ糖

人間の脳は

ブドウ糖をエネルギー源として使っています

前日の夕食で蓄えたブドウ糖は

寝ている間に使われてしまい

朝にはブドウ糖が不足してしまいます

そのためにごはんなどの主食に多く含まれている

ブドウ糖を朝食で取り

そのブドウ糖を脳に送り込む必要があります

そうすることで

朝から勉強や仕事に集中することができます

 

もし午後7時30分に夕食を食べ終え

翌朝の朝食を取らずに

午後12時30分に給食を取るとすると

1日24時間あるうち

15時間何も食べないことになります

 

成長期にある学生が

15時間も栄養素を取らないことは

脳へのブドウ糖の供給も含め

からだ全体への栄養素の供給もできなくなります

ごはんやパンなどに含まれる糖質だけでなく

肉や魚、牛乳などの乳製品に

含まれているたんぱく質をいっしょに取ることで

相乗効果が生まれます

 

 

 

体内時計

人間のからだには「体内リズム」があり

これは睡眠や体温、血圧やホルモン分泌などを

コントロールしている機能です

太陽の光を浴びると活動的になり

太陽が沈むと休息する働きかけがあります

 

これとはちがった実際の「生活リズム」もあり

これが「体内リズム」と大きくずれると

からだに大きなストレスを与えてしまいます

 

「体内リズム」と「生活リズム」のずれをなくすには

「生活リズム」をリセットするには

朝食を取るのがよいと言われています

 

朝食と学力の関係

全国学力調査では

【生活調査】も同時に実施されています

その中で【朝食と学力の関係】についての結果が

発表されています

 

平成31年の全国中学3年生への調査結果より

毎日朝食を食べている生徒(青色)と

全く食べていない生徒(黄色)との差は

大きくなっていることがわかります

 

     朝食を食べる      食べない             差

 国 語   74.8点  ー  60.6点 =  14.2点

 数 学   62.5点  ー  44.9点 =  17.6点

 英 語   58.0点  ー  45.7点 =  12.3点

 

 

また文部科学省では

充分な睡眠、バランスの取れた食事、適切な運動など

規則正しい生活習慣を社会全体で推進するため

「早寝、早起き、朝ごはん」国民運動を進めています

 

 

 

以上のことを参考に

自分の生活習慣を見直してみましょう