今回は問題集の使い方について説明します
次の問題を繰り返し解く必要があるでしょうか?
①2+(-3) を計算しなさい
②「はしる」を漢字にしなさい
私が高校3年のとき(かなり昔)
大学進学への第1関門・共通テストがあり
当時は5教科7科目(社会と理科は2科目ずつ)
各教科200点、計1000点満点でした
理科(物理、化学、生物、地学)の中から
1教科は【物理】を選択しました
高校の理科(物理)の先生に
「この1冊だけをやれば、あとは何もいらない」と言われ
授業で使った問題集1冊に絞って
徹底的に取り組みました
↑高校時代に使っていた問題集です
難しすぎて何度もくじけそうになりましたが
分からない問題を先生に質問し
分かるまでやりました
1年間やり続け
1月の入試結果は
物理は自己採点で97点/100点でした
(ちなみに専門の英語は143点/200点)
【1冊を徹底的に】を他教科にも生かし
志望校に合格できました
当時、やり遂げた問題集を捨てられず
今でも持っており
それを今の教育現場にも生かしています
ことあるごとに生徒たちに
「数種類の問題集をやるよりも1冊を徹底的にやる方がよい」と
当時の先生の言葉を今でも使わせてもらっています
次に問題集の使い方について説明をします
当然のことですが
問題集は繰り返し使用するので
問題集に直接答えを書くことはしません
↑ 入試直前は思い切って大きな○×を付けました
問題集を使いこなすには
すべての問題に取り組みます
その際
・実施した日付とできなかった問題には×
・解答を見ても分からなかった問題には?
を付けます
・2回目、3回目…と繰り返し行うときに
×と?だけが付いた問題を解き続け
○になるまで続ければよいのです
問題集の使い始めは
できない問題や分からない問題を拾い上げる
時間を節約するには
×や?の問題だけをやればいいのです
最初に挙げた下のような問題は
繰り返し取り組む必要はないのです
①2+(-3)を計算しなさい
②「はしる」 を漢字にしなさい
また取り組んだ問題に実施日を記入すると
「この問題やったばかりだ」
「この問題は最近やってないからやってみよう」
ということになり
次回取り組むときに便利です
解答を見ても分からない場合は
友だちや先生に分かるまで教えてもらいましょう
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
質問された友だちや先生方は
喜んで教えてくれると思います
ぜひ分かるまで教えてもらいましょう
また、分からなかった問題については
ノートに解答のしかたや解説
先生からもらったアドバイスなど
まとめておくといいでしょう
繰り返し問題に取り組んで解けなかったときに
このノートを見るとすぐに分かるようにまとめておきます
↑分からなかった問題のノートまとめ
テストや入学検査では
今まで取り組んできた各種問題の中から
似たような問題が出題されます
実力を付けるために
自身の問題集の使い方について
考え直してみましょう