―夏の風物詩である花火大会の再開を!―
平成27年度を最後に休止している東京湾大華火祭について、中央区では再開に向けた検討を進めています。令和4年度に観覧会場、警備計画、必要経費等の基礎調査を実施した結果、全観覧エリアにおいて一定程度の収容人数が見込めます。会場計画面では再開可能な一方で、財政面では大きな課題が生じています。警備員の雇上げ単価上昇による自主警備費の増など必要経費が大幅に増大しているからです。東京湾大華火祭の再開に要する経費は約7億9,800万円で、平成27年度と比較して約3億7,000万円もの追加経費がかかることが判明しました。そのため、東京都や周辺区への協力依頼や企業協賛の働きかけ、新たな会場の確保等による観覧席の有料化など、財源確保を目指す必要があります。
【東京湾大華火祭の再開に向けた基礎調査結果の概要】
観覧会場&収容人数 18会場 約149,000人の見込み(前回169,000人)
観覧エリアは、中央区エリア、豊洲エリア、芝浦エリア、竹芝・日の出エリア、お台場エリアです。中央区エリアの会場数及び収容人数については、7会場 約53,000人を見込んでいます。このうち、晴海主会場の収容人数は、4会場 約32,000人(前回42,000人)で、以前よりも規模が小さくなっています。
【観覧会場内訳】
観覧会場名 | 収容人数 |
晴海ふ頭公園 | 約7,000人 |
埠頭エリア | 約8,500人 |
晴海客船ターミナル脇通路 | 約3,500人 |
晴海客船ターミナル | 約13,000人 |
※晴海客船ターミナルは、令和5年度は解体工事のため使用不可。その他、晴海緑道公園、水辺テラス、豊海運動公園、品川ふ頭、有明など、会場検討の余地あり。
東京湾大華火祭の経費 約7億9,800万円(前回約4億2,800万円)
【経費内訳】
科目 | 経費 | 前回比較 | 備考 |
花火費 | 約1億1,900万円 | +約800万円 | 花火費・打上費・台船借上費 |
自主警備費 | 約4億8,800万円 | +約2億2,000万円 | 警備費・誘導員雇上費・安全施設設置費 |
管理費等 | 約1億9,100万円 | +1億4,200万円 | 事務局人件費・会場清掃費・印刷費 |
▽東京湾大華火祭の休止について
https://www.city.chuo.lg.jp/bunka/event/toukyouwanndaihanabisaimeinn.html