3月の長野への旅、1つめの目的は、朝の善光寺で、朝の法要(お朝事)に出仕されるご住職にお数珠で頭を撫でていただく(“お数珠頂戴”)ことだった。もちろん、その後はお朝事に参加(と言うんだろうか……もっと適切な言葉があるのかも)。
跪いて待ち、あ、足跡が近づいてくる……と思っていると、頭に
ぺしっ
と、しっかりとした感触があり、何とも形容のしがたい感覚に、涙が出た。隣りにいた母も涙ぐんでいた。
天気予報がよくない日で、お数珠頂戴を待つ間雨だったら困るなあ、と思っていたものの、雨が降り出したのは、善光寺の門前にある素敵なスタバで朝食を食べているころ。
ホテルに戻ってからは、大雪越しに電車を見ることになった。