こんにちは 
前回の記事で 私が書きました 内容の中では・・・
今後 もしも 地球上から ”食料” が すべて なくなったとして・・・
生き延びるために ”昆虫を食べろ” と 言われても・・・
私自身は それを ”完全に拒否する” 。
それによって 私自身が ”餓死する” ことに なっても。
それが 宗教者としての ”覚悟” であると 考えております・・・
ということを 書きました。
これでは 私が ”自殺を奨めている” とも 解釈でき・・・
いったい 何を ”馬鹿げたこと” を 書いているのか？・・・
お前は 一体 何を 考えているのか？ という感想を 持たれた方も・・・
数多く いらっしゃったかも しれません。
しかし これは ”ブッダの教え” を 実践すれば・・・
決して ”馬鹿げたことではない” ことが わかってきます。
私たち 人間は ”生きるために” は・・・
”何かを食べること” を ”当然” のように 考えています。
しかし それは 自分自身を ”人間” そして ”生物” であることを・・・
”当然視” することで 自分自身を ”人間に縛り付ける” ことも 意味します。
つまり そこで 私たちは ”死後の来世” においても・・・
”人間に転生する” ことが 決定づけられることも 意味するのです。
それによって 私たちは ”人間や生物の苦しみ” も・・・
未来永劫 ”繰り返し続ける” ことを 意味するのであり・・・
そのことを ブッダは ”愚かなことである” と 説いていたのです。
その内容が ”原始仏典 スッタニパータ” の中でも 記されており・・・
かつて このブログでも ご紹介しました。
それが 以下の内容ですので ここで 改めて ご紹介します。
～原始仏典 スッタニパータ 第３章 第１２節 ”二種の観察” より 抜粋～ 
（原典の詩経を わかりやすく 補足・解釈したものを ご紹介します。）
No.７５９～
（わたしたちが ”感覚” している）
色 かたち 音 味わい（食べ物の意味）・・・
香り 触れられるもの 考えられるもの などが・・・
自分にとって 好ましく 愛すべく 意にかなっている 場合には・・・
それらは 実に ”神々” や ”世人（世俗の人間）” には・・・
”安楽” であると 一般に 認められている。
また それらが ”滅びる”（得られなくなる） 場合には・・・
彼らは それらを ”苦しみ” であると 認めている。
７６１
自己の ”身体（肉体）” を ”断滅（だんめつ）” することが・・・
（つまり これが ”人間の死” を 意味しています）
”安楽” であると 諸々の ”聖者” は 見る。
”正しく見る人々(聖者・賢者）” の この考えは・・・
一切の ”世間（世俗）の人々” とは ”正反対” である。
７６２
他の人々（世俗の人間） が ”安楽” であると 称するものを・・・
諸々の聖者は ”苦しみ” であるという。
他の人々が ”苦しみ” であると 称するものを・・・
諸々の聖者は ”安楽” であると 知る。
（このような） 理解しにくい ”真理” を 見よ。
”無智（無知）” なる人は ここで 迷っている。
７６３
”覆われた人々（真理を知らぬ人々）” には 闇がある。
正しく見ない人には 暗黒がある。
善良なる人々は 開眼される。
理法が 何であるかを 知らない人 ”獣のような愚人” は・・・
安らぎ（ニルヴァーナ）の 近くにあっても それを知らない。
７６４
”生存の貪欲（どんよく）” に とらわれ・・・
”生存の流れ” に 押し流され・・・
”悪魔の領土” に 入っている 人々には・・・
この ”真理” は 実に ”覚り（さとり）がたい” のである。
７６５
諸々の聖者以外は そもそも だれが この境地を 悟り得るだろうか？
この境地を 正しく知ったならば ”煩悩の汚れのない者” となって
まどかな平安（ニルヴァーナ）に 入るであろう。
★★★★★★★
この内容こそが ブッダの教えの ”核心になる部分” です。
私たちは これまでも 自分自身が ”生きるために”・・・
さまざまな ”食物” を 摂取することが 当然であり・・・
それらが さらに ”気持ちのいいこと” を 追求してきました。
それこそが この人生での ”生きる意味” とも 考えてきました。
しかし ブッダは そのような 生き方をする 人間が・・・
”獣のような愚人（愚か者）” と 説いているのです。
その意味は ”愚者” が 人間の ”煩悩（欲望）” によって・・・
結果的に ”苦しみを 増やすだけ” という・・・
”世俗の人間” の ”無知な状態” を 説いているのです。
その反対に ”聖者” や ”賢者” というのは・・・
この世界の ”真理” を 知っているか故に・・・
人間の煩悩を 限りなく ”縮小・断滅する” ことによって・・・
”苦しみの原因” を ”排除する生き方” を 選ぶのです。
そして 究極的には ”自分の死” すらも ”苦” ではなくて・・・
むしろ ”安楽” として 歓迎するわけです。
その意味は ”自分の肉体” が ”苦しみの根源” だと 悟っているからです。
私たちは この人生で できるだけ ”快楽” を 得ようと・・・
日々の生活で ”懸命に努力” しようと していますが・・・
この行為こそが 自分自身を ”苦しみの世界” に 導いている・・・
そのことを 人類のほとんどは 理解できていないのです。
それで 次々と この世界で ”余計なこと” を するのであり・・・
”快楽の拡大” さらには ”快楽の防衛” という 名分によって・・・
挙句の果てに ”戦争” まで 始めるという 愚かな状況です。
ブッダが説いている ”核心の内容” というのは・・・
私たちが そのような ”愚かな人間の世界” に とどまることで・・・
未来永劫 ”地獄の苦しみの世界” で 生きることを 繰り返すから・・・
そんなことは ”ここで やめなさい！” と 説いているわけです。
それこそが ”聖者” として ”賢者” としての 道なのであり・・・
私たちは そのことを ここで 悟ることが 重要なのです。
繰り返しますが この人生というのは・・・
”最後の瞬間” まで 自分自身の ”煩悩・欲望” と 対峙して・・・
それを 完全に ”克服する・制圧する” ことが 不可欠なのです。
つまり 人間の ”根本的な欲望” である ”食欲” も・・・
この人生で ”克服する・制圧する” ことが 重要です。
そして ”食欲を消滅する” ことが ”自殺” を 意味するのではなく・・・
それは ”仏教の修行” にもある ”断食” を 考えるべきであり・・・
その目的は 自分自身が ”人間を超越する” ことを 意味します。
そして このブログでも ご紹介した・・・
明治時代の 超能力者であった ”長南年恵女史” の存在は・・・（※）
人間として ”何も食べないで生きた” ことを 実践したのであり・・・
それは 人間としての ”無限の可能性” を 証明したという・・・
人生における ”究極の境地” とも 理解されてくるのです。
今後の世界情勢は 人類にとって 極めて 厳しいものとなり・・・
”毎日の食料” も ”入手困難” に なることが 予想されます。
その中でも 私たちは 決して 絶望することなく・・・
自分自身の ”人生の目標” に向かって 生きることが 必要なのです。
そして その ”目標の設定” 次第で・・・
私たちは 宇宙の中での ”永遠の幸福” も 獲得できるのです。
”人間の死” というものは・・・
このように 自分自身が ”恐怖する” ものではなくて・・・
自分自身が 宇宙の中で ”次のステップ” に 移行するための・・・
”絶好のチャンス” であると 考えることができます。
皆様も 今後の人生で 決して 絶望することなく・・・
ご自身の ”理想の目標” を 実現するために・・・
”最後の瞬間” まで 全力を尽くして 生きられては いかがでしょうか？
※ 超能力者 長南年恵女史の 生涯についての内容です。
