こんにちは わんわん



プラトンによると ”人間の魂” とは ドキドキ 

大きく ”3つの要素” で 構成されていると 説きました。



1. 理性

2. 意志

3. 感情



そして それぞれに アレテー(徳) があり


理性には  ”知恵” があること

意志には  ”勇気” があること

感情には  ”節制” があること  と 定義しました。




人間の ”幸福” とは ラブラブ

アレテー(徳) を 身につけることで 実現される・・・と プラトンは説きました。




そして 1~3の要素を 調和させ 秩序づけ 発展させる ものが

”正義のアレテー” であると 説いたのです。目



つまり ”正義” を行うと

”真の” 知恵・勇気・節制が 実現される・・・ということでした。チョキ





また この論理を ”国家” にも 当てはめることができて 


1.国の理性=統治・・・知恵

2・国の意志=防衛・・・勇気

3・国の感情=生産・・・節制  の ”徳” がある国家を 理想としました。 




そして 国民としての ”個人の幸福” は

”統治階級” を 中心にして 調和と 秩序が保たれ

国家が ”正義” を行うことで 実現されると 説いたのです。目


  


それゆえ 統治する者は ”真実を追求する” 知を愛する人・・・

つまり “哲人” が ふさわしい と したのです。

いわゆる “哲人政治” ですね。ナゾの人




プラトンは このように ”個人の理想” と ”国家の理想” を 

“魂の構成” の 論理によって 説明しようとしました。ドキドキ





しかし 私には とても引っかかる 言葉があります。

それは ”正義” という言葉です。目





先日 私は ”正義のための怒り” は必要か? という内容の 記事を書きました。

人類は ”正義” によって ”悪を 退治する”・・・という意味で 

これまでの 歴史において ”暴力” をも ”正当化” してきたようです。パンチ! 




しかし ”正義” とは・・・

”自分自身の価値” に 合ったものであれば すべて ”正義” となり

それ以外の価値は すべて ”悪” であると 判断してしまいます。

そして 人類の歴史の中での ”戦争” とは

そんな 価値認識の ”誤解” から 起こってきたようです・・・



などと 先日 書きました。メモ 





仮に 国家が ”正義” とする ”戦争” を始めて・・・

国民は ”幸福” なのでしょうか?ガーン





そして 個人のレベルに戻って 考えてみると

仮に 自分自身が信じる ”正義” があれば

真の 知恵・勇気・節制が 実現できて

自分の “魂” が 完成されてゆく と 説かれています。




しかし これは ”自分の価値観” を 中心にしたものであって

それで ”真実” に 近づけるとは 私には 到底 思えないのです。ガーン





”正義” とは  

この世で ”共通する 倫理観” のように 思われますが・・・

しかし それは ”自分の国にだけ”・・・通用するものであることが 多いのです。

さらに ”自分自身にだけ”・・・ということも 多いですね。

プラトンの論理も どこか ”危険な印象” を 受けてしまいます。あせる





しかし この論理を 基にして 国家を作った 指導者たちも 

歴史上には 数多く 存在したと思われ・・・

その国で ”戦乱の世” が 出現しなかったことを 今更ながら 祈らざるを得ません。得意げ





このように 人類にとっての ”偉大な思想家” とされる人物の 論理には

大きな ”危険性” も 潜んでいることを 私たちは 忘れてはならないようです。雷





でも プラトンは 生涯の中で

”アカデメイア” という ヨーロッパ最古の ”学園” を 創設し 学校

その後 900年にわたって 存続し

人類の教育の 礎(いしずえ)を 築きました。

そんな功績は 人類にとっての 大きな ”恩恵” であったことは 忘れることはできません。目






次回では その プラトンの弟子である

”アリストテレス” の 思想について 検討したいと思います。ニコニコ

 












※ ご参考まで ”正義のための怒り” の記事は こちらです。