こんにちは
先日 ”肉体は 魂の 牢獄である” という 記事を書きましたが
そこで ”イデア界” について 少し解説しました。
それが ”ソクラテス” の弟子である ”プラトン” の 世界観でした。
プラトンは ソクラテスの思想を 基にして
この世を ”理性的” に 考えて 理解しようとしました。
そして ”人間の魂は 不滅である”・・・という論理を 唱えました。
当時のギリシャにあった ”オルペウス教” で ”輪廻転生” の思想があり
プラトンは それを ふまえて ”天上界” の世界である ”イデア界” を 考えたようです。
元々 ”人間の魂” は ”神々” と共に 生きており
そこで ”真実の存在” である ”イデア” を 見ていました。
先日の記事を 繰り返しますが
花が ”美しく” 咲いた時・・・
やがて 花は 枯れますが
その ”美しいという記憶” は ずっと 残りうるものですね。
それを ”真実の存在” である “美のイデア” と 名付けました。
つまり 私たちは この ”地上界” で ”美しいもの” を 見た時には
かつて ”天上界” で見ていた “美” を
”想い起こし”・・・・・
”真実の存在” に対する ”あこがれ” が
この世で 自分の “魂” の中に うずくのである と プラトンは 説いたのです。
それが ”想起説” の 内容です。
プラトンは そんな ”人間の魂” が 天上界から 地上界に移動し
やがて 天上界へ帰ることを 求めることが 人生の目的であると 考えました。
つまり 人間の魂は ”永遠” に 移動し続けるものとして
”霊魂不滅説” を 説いたわけです。
人間の魂は 元々 ”イデア界” に 存在していたのであって
そこが ”魂の故郷(ふるさと)” なのであり
人間は そこに帰りたいと ”憧れる” ということです。
この世に 生きることになって 私たちは それを ”忘れている” 状態であり
ある時 ”美しい” と感じる時に 真実の ”イデア” を ”思い出し”・・・
”イデア界” に なんとか 近づこうとするために
いろいろな ”知識” が 必要となり
それで ”知を愛する心” が 生じてきて
人間の ”理性” が 働き始めて さらに 多くの ”知恵” を 獲得して
人間は ”イデア界” に 帰ろうとするわけです。
それが 人生の目的であると 説いたわけですね。
さらに プラトンは ”知を愛する者” は
”死への練習” を この世で 始めることを意味する と 説きました。
この思想は 現代にも続く ”神” を 信仰する宗教の 基本的な考え方と
ほとんど 一致しているようです。
つまり ”イデア界” は “神の世界” と ほとんど同じだからです。
ギリシャでは もともと ”神話” による 世界観が ありましたが
人間の ”知” によって “神の世界” へ近づける という思想は
プラトンの 画期的な 発想だったようですね。
さらに 次回は
プラトンの “人間の魂” についての考察を 検討したいと思います。
先日 ”肉体は 魂の 牢獄である” という 記事を書きましたが
そこで ”イデア界” について 少し解説しました。
それが ”ソクラテス” の弟子である ”プラトン” の 世界観でした。
プラトンは ソクラテスの思想を 基にして
この世を ”理性的” に 考えて 理解しようとしました。
そして ”人間の魂は 不滅である”・・・という論理を 唱えました。
当時のギリシャにあった ”オルペウス教” で ”輪廻転生” の思想があり
プラトンは それを ふまえて ”天上界” の世界である ”イデア界” を 考えたようです。
元々 ”人間の魂” は ”神々” と共に 生きており
そこで ”真実の存在” である ”イデア” を 見ていました。
先日の記事を 繰り返しますが
花が ”美しく” 咲いた時・・・
やがて 花は 枯れますが
その ”美しいという記憶” は ずっと 残りうるものですね。
それを ”真実の存在” である “美のイデア” と 名付けました。
つまり 私たちは この ”地上界” で ”美しいもの” を 見た時には
かつて ”天上界” で見ていた “美” を
”想い起こし”・・・・・
”真実の存在” に対する ”あこがれ” が
この世で 自分の “魂” の中に うずくのである と プラトンは 説いたのです。
それが ”想起説” の 内容です。
プラトンは そんな ”人間の魂” が 天上界から 地上界に移動し
やがて 天上界へ帰ることを 求めることが 人生の目的であると 考えました。
つまり 人間の魂は ”永遠” に 移動し続けるものとして
”霊魂不滅説” を 説いたわけです。
人間の魂は 元々 ”イデア界” に 存在していたのであって
そこが ”魂の故郷(ふるさと)” なのであり
人間は そこに帰りたいと ”憧れる” ということです。
この世に 生きることになって 私たちは それを ”忘れている” 状態であり
ある時 ”美しい” と感じる時に 真実の ”イデア” を ”思い出し”・・・
”イデア界” に なんとか 近づこうとするために
いろいろな ”知識” が 必要となり
それで ”知を愛する心” が 生じてきて
人間の ”理性” が 働き始めて さらに 多くの ”知恵” を 獲得して
人間は ”イデア界” に 帰ろうとするわけです。
それが 人生の目的であると 説いたわけですね。
さらに プラトンは ”知を愛する者” は
”死への練習” を この世で 始めることを意味する と 説きました。
この思想は 現代にも続く ”神” を 信仰する宗教の 基本的な考え方と
ほとんど 一致しているようです。
つまり ”イデア界” は “神の世界” と ほとんど同じだからです。
ギリシャでは もともと ”神話” による 世界観が ありましたが
人間の ”知” によって “神の世界” へ近づける という思想は
プラトンの 画期的な 発想だったようですね。
さらに 次回は
プラトンの “人間の魂” についての考察を 検討したいと思います。