こんにちは



この曲は 柴咲コウさんの 2003年の作品です。音譜

作詞 Satomi    作編曲 松本良喜

アルバム “蜜” にも収録されました。




この曲は 2003年 公開の映画 カチンコ

“黄泉がえり”の 劇中歌 主題歌になりました。

柴咲さんの役名 ”RUI” の 楽曲ということになります。






映画のストーリーは・・・


九州の 阿蘇地方で

死者が 死んだ当時のまま その人を思う人の前に よみがえるというナゾの人

不思議な 超常現象が起こります。


厚生労働省の調査員の 主人公 川田平太が 

生まれ故郷の 現地で出逢う 人々との関わりや

その中に登場する ”歌姫 RUI” などが 描かれたものでした。おとめ座

この曲は 映画の中で ヒットする設定でした。




柴咲さんは 1998年に 芸能界デビューをされて

2002年に 歌手デビューされました。

この曲は 柴咲さんの 2曲目のリリース曲でしたが音譜

この曲が 映画の公開とともに ヒットし

この時 柴咲さんの 歌手活動への 熱い意識が芽生え

本格的な 歌手活動の始まりとなった と いわれています。

 
  



歌詞の内容は



月のしずくとは・・・

本来 ”露(つゆ)” という意味があります。水滴 

とても ”はかないもの” という ニュアンスですね。

歌詞は 古い日本語の表現が多いので 解釈してみますと・・・






言葉は はかない 恋文(しらべ)のようなもの

哀しみは 泡沫(うたかた)のような まぼろし




愛のささやきも 虹のようなもの (やがて消える)

戦災というものが 一時の 風雨のごときのように




時間がたてば 愛の温もりも 冷める

やがて はかない 思い出を 回想するだけになる




逢いたいと そっと 今 願っても・・・

今日も 哀しみの しずく(涙)で 濡れる

下弦の月が 鏡のような水面に 映っているだけ・・・夜空





咲き誇った 万葉の花 (恋) は 移りゆき・・・ 

やがて 哀しみ色に 心を 染めてゆく・・・





恋しいという言葉も 今や 彼方に去ってゆき 

今日も 哀しみの しずく(涙)で 濡れる




逢いたいと そっと 今 願っても・・・

今日も 哀しみの しずく(涙)で 濡れる





下弦の月が 謡(うた)っている・・・夜空

そんな 永遠に続く 愛というものを・・・ 







とても 難しい歌詞でしたね。(;^_^A

仏教での ”諸行無常” (万物は すべて移りゆく) の 考え方のようです。

映画のストーリーが 

死 と 復活・・・そして また 死・・・と 移りゆくものでした。





逢いたい・・・と 願ったとしても

現実の別れにより それは できずに

ただ 涙するだけ・・・  

歌詞も とても 深い内容でしたね。





 
そして ”下弦の月” とは・・・夜空
 
“満月” から 次第に ”欠けてゆく月” を 表しており・・・

一時的に “全盛” を 誇ったことも やがて ”衰えてゆく”・・・というような

それは まさに ”大自然の営み” を 象徴するようなものであり

そんな ”大自然の摂理” に 私たちは 従うしかない・・・

という意味を 示しているようです。星  







柴咲さんの その後は・・・ 

ご自分で 作詞された曲を 数多く リリースされています。

とても 深い内容の 歌詞が多いですね。メモ






女優の仕事の他に 音楽活動も盛んな方は 最近 少ないですね。

とても貴重な 女優さんですね。

今後も ますます ご活躍していただきたいと思います。ニコニコ












(※) ちなみに 柴咲コウさんの作品である・・・

    ”かたちあるもの” の記事は こちら音譜