こんにちは



この曲は フランツ・シューベルト(1797~1828)の 

1825年の作品です。

 



正式な曲名は・・・

歌曲集 ”湖上の美人” の中の ”エレンの歌 第三番” といいます。

エレンが 聖母マリアに 助けを求める場面での 歌でした。

国の城主に追われた エレン父娘は 洞窟に逃げ込み 

聖母マリアに 祈りをささげた言葉が

その後の 反撃のきっかけになる というものでした。




やがて ローマカトリックでの 典礼文を 曲にのせるようになり 

現在は 教会でも よく歌われているそうですね。

元は 宗教曲ではなかったのは 面白いですね。

美しい曲が故の 宿命ですね。(笑)






シューベルトは 歌曲の王と呼ばれて・・・ 

ドイツ歌曲を中心に作曲していました。

この曲の詞も ドイツ語です。

亡くなったのは 31歳の時でした。早かったですね。

でも その偉業は 素晴らしいものでしたね。





Ave Maria・・・とは ラテン語で ”こんにちは マリア様 ” という意味です。
                  
聖母マリアに お祈りする時に 冒頭につける カトリックの言葉ですね。









では この歌詞の内容は・・・







アヴェ・マリア・・・

やさしい マリア様・・・

乙女の願いを おききください

硬く 荒れた岩の上から お祈りします

あなたに お祈りを ささげます

朝まで安らかに 眠ります 

周囲の人々が いかに ひどくとも・・・

聖母よ この願いを おききください

マリア様・・・





汚れなき マリア様・・・

この岩の上で お祈りします

私たち子羊を お守り下さい

それなら 硬い岩の上も 柔らかく思えます

あなたの微笑みで 薔薇の香りが この洞窟の中に漂う・・・

聖母よ この願いを おききください 

この乙女の 叫びを・・・

マリア様・・・






清らかな マリア様 ・・・  

この世の悪魔は あなたのまなざしの 愛と恵みで 

私たちのまわりから いられなくなります

私たちは 静かに 運命に従います 

私たちに 聖なる慰めが 吹き付けるでしょう

マリア様が 願いを おきき下さるでしょう

主の父に 祈る 子のために・・・


アヴェ・マリア・・・













静かな曲なのに 祈り手の 熱い思いが 伝わりますね。

 
エレンを 取り巻く情景も よく想像できますね。









それにしても 美しい曲ですね・・・・・


100年後も きっと誰かが そう言っていることでしょうね。(笑)


とても 癒やされますね。o(^-^)o

















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