素晴らしいご縁で繋がりました(^^♪ | 神主の独り言 Part2

神主の独り言 Part2

雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

何のことでしょう???

 

素晴らしいご縁で繋がりました???

 

?????

 

10日ほど前の話ですが・・・・・

隣町の野尻宮司から・・・「長生殿の結婚式場の神殿はどうすればよいですか?」・・・と相談を受け、(長生殿は加賀温泉駅前の総合結婚式場で6月末で休業している)、かみさまは元の社にお遷しして、あとは・・・・・、壊すのかな?・・・と返答し、その翌日一応神殿の確認に行きました。

 

するとそこには・・・・・

独立した、立派な神社があるではないですか?

 

・・・・・これは、廃棄というわけにはいかないですねぇ・・・・・

・・・で、ふと東京の下谷神社の阿部宮司さんの、東北支援の活動を思いだして、オーナーの小谷さんの了承も得て、東日本大震災でまだ復興できていないお社の支援を進めようと思いました。

 

東日本大震災から9年半!・・・・・需要はあるのか?

 

白山比咩神社時代の後輩で、今は福島県飯館村のお社に戻っている多田君に電話して確認!

「阿部宮司さんは先月も福島入りしてましたよ!」・・・・・素晴らしい!!

早速、facebookのMessengerで、委細を報告しました。

 

・・・・・

 

すると即日返事がありまして、福島県の田村禰宜さんに連絡取って下さい!ということで、田村さんにメールします。

翌日、田村さんと委細確認し、いわき市のお社の末社として使わせてもらえないか?との事!

 

話があっという間に前に進みましたので、こちらの準備もせねばと・・・。

というのも、結婚式場は三階にあって、少なくともこのままでは下に下ろすことが出来ない!・・・分割するにもどうしたらよいか???

そこで、菅生石部神社の月まいりの崇敬者の「志賀建設(あわら市)」さんに、野根宮司を通じて依頼。・・・すぐに現状確認いただき、分割の期日を9/7-9/8に決定!さらに、階段で降ろすしかないが、人手が要る!とのことで、地元の青年神職を集め、石川県神道青年会会長の高畠君にも連絡し、10名ほどのメンバーを確保!・・・急にお願いしたのに、集まって頂き誠に感謝申し上げます!

 

昨日は、志賀建設さんの3名と、野尻宮司が神殿分割の作業にかかり、悪戦苦闘の中でも「棟」「屋根」「社殿箱部分」「社殿下部」「台」に分割!

今日の担ぎ下ろしの作業となりました。

 

事前打ち合わせの中で、不要の布団や毛布を集めて、養生に使う事を決めてましたので、家とか社務所とかの古い布団を持参。

結局は階段手すりに当たっても良いように保護するのと、担ぎ下ろしの際に階段を滑らすように下ろすのに用いました。

私は、兼務社の秋祭りの為、一旦中座しましたが、他のメンバーと志賀建設さんで慎重に下ろされました。

やはり屋根が重いのと、大きいので難儀したようですが、ご覧のように破損することなく一階ロビーに下ろされました。

 

事の次第と、復興神社等の詳細は、今朝の北國新聞に載りましたので、ご覧になった方もあるかと思います。

9/21に下谷神社の阿部宮司はじめ関係の神職が、4トントラックで引き取りに参りますが、野尻宮司から相談を受けて、ここまでわずか10日間で事が運び、段取りよく進みましたのも、何かしらの大きなご縁があって、信頼する仲間が集まってできたことです!

 

みなさん本当にありがとうございました。

 

・・・・・というわけで、力仕事の後のランチを一緒に食べて解散しました。

私はネギトロ定食・・・・・(笑)

 

私は常々、「人を信頼し、人に信頼される社会」を構築せねば!・・・と申しておりますが、ここ10日間の出来事は、まさに人を信頼し、人に信頼されるからこそ、この短期間で出来たのであります!

本当にありがとうございますm(__)m

 

9/21の引き渡しもありますが、すべてがうまくいくものと信じておりますし、かならずや実現されます(^O^)/