倉俣史朗のデザイン 世田谷美術館 | やまちゃん1のブログ

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倉俣史朗(1934年~1991年)は、このような一風変わった家具と数多くの特色あるインテリアデザインを手掛けました。 1965年に独立し自身の事務所を構え、同時代の美術家たちとも交流をしつつ、機能性や見た目の形状に主眼を置いた デザインとは異なった考え方をした作品を発表し続けます。1980年代にはイタリアのデザイン運動 「メンフィス」に参加し、 その名は一躍世界中に浸透していきました。倉俣の作品は各国の美術館に収蔵されており、今なお国内外で高い評価を 受けています。』

展覧会チラシより









ハウ・ハイ・ザ・ムーン 1986年
富山県美術館


庭に面する展示室の4作品のみ撮影可能


以下の写真はネットより画像を借用


ミス・ブランチ 1988年 富山県美術館

造花の薔薇を透明アクリル樹脂に閉じ込めた椅子
照明があたると影絵をつくり美しい



ヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランド

『ミス・ブランチ』は、

エリア・カザン監督の「欲望という名の電車」(テネシー・ウィリアムズ

の戯曲)でヴィヴィアン・リーが演じたヒロイン、ブランチ・デュボアから名付けた。

ブランチ・デュボアは、南部の大地主の家系に生まれながら、寡婦(夫は同性愛者)となった後は多くの男と淫蕩な関係を持ち、乏しい暮らしを送る妹夫婦のやっかいになっている。最後には、妹の夫(マーロン・ブランド)にレイプされ狂ってしまう。



きやしゃな紫の脚に支えられた椅子、ガラスの中に閉じ込められた薔薇はいつまでもみずみずしく、妖精が座るのにふさわしい。

しかし、薔薇はアクリル樹脂に固められたプラスチックの造花で、ミス・ブランチが腰掛けたなら、背も脚も脇も、たちまち崩壊するだろう。


そんな危うさを持ちながら、薔薇がつくるリズムは軽やかで、可憐な音色を響かせる…





展覧会チラシ


併設のレストランへ



庭がよく見える

ランチセットとビール、ワインを注文


前菜
このあと野菜のスープがあり


スズキのグリル
このあとコーヒーを注文

お料理まずまず…
ワインとコーヒーは◎


甍道を通ったら

 
お地蔵さんの代わりに“ミス・ブランチニコニコ