キャノンギャラリーと北品川散歩 | やまちゃん1のブログ

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ブロ友さんの記事、写真で感激した京都・建仁寺の「スミソニアン博物館の名宝〜高精細複製品による里帰り〜」は残念ながら11/3で終了


品川のキヤノンギャラリーでやっている「日本の美」ーイメージングテクノロジーと伝統工芸の融合ーを訪問…

【入場無料:2023年10月11日(水)~11月16日(木)10時~17時30分
日曜・祝日休館】



飛鳥時代に中国から伝わった屏風は、「風を屏(ふさ)ぐ」という名前の通り、もともとは風や人目を遮るための調度ですが、同時に権威ある者の所在を示す象徴となり、そのため権威をより高める絵画や装飾が施されるようになった。奈良時代以降は、屏風は主に宮廷や寺院の、重要な儀式の調度としても用いられた。

やまと絵展に出品された国宝「日月山水図屏風」が、やんごとなき貴人の灌頂儀式に用いられたという伝承も残っています。

鎌倉・室町時代以降は、神仏を荘厳するもの、あるいは芸術表現としての屏風絵が多数制作された。


建仁寺所有の「風神雷神図屏風」、フリーア美術館から門外不出となった「松島図屏風」などの高精細複製品が京都・建仁寺に、本来あるべきところに、あるべき姿で展示され、自然光で鑑賞できるのは素晴らしいことです。まさに、テクノロジーと伝統工芸の融合と言えるでしょう。

(高精細複製品・金箔、金泥、などは新たに製作するため原本より制作当時の姿に近い)


展示は、夜の室内、蝋燭の炎に浮かぶ屏風絵といった体でしょうか…


俵屋宗達 風神雷神図屏風 江戸時代17世紀 京都・建仁寺



尾形光琳 風神雷神図屏風
江戸時代18世紀 東京国立博物館

宗達の風神雷神図屏風を正確にトレースして、光琳のデザインセンスも入れ製作



酒井抱一 夏秋草図屏風
江戸時代19世紀 東京国立博物館

光琳の風神雷神図屏風の裏に風神雷神を連想させる夏(雷)秋(風)を野の草花で表現する



長谷川等伯 松林図屏風
安土桃山時代16世紀 東京国立博物館

近づくと松の葉の荒々しい筆致がよく分かる、狩野永徳も使った藁筆を使用した可能性がある




狩野山楽・山雪 竹に虎図襖
江戸時代17世紀 臨済宗妙心寺派天球院

京都・妙心寺塔頭天球院の襖絵、天球院は戦国武将池田信輝の三女天球院によって創建された
京狩野山楽・山雪親子の代表作



曾我蕭白 雲龍図

永く、ボストン美術館の倉庫に打ち捨てられて?!いたらしい曾我蕭白の大作




ランチと散策に北品川へ、


安藤広重 東海道五十三次 品川宿
江戸時代19世紀

東海道最初の宿場町、旅籠が軒を連ねる賑わい、北の新吉原、南の品川とも呼ばれた


旧東海道から少し外れた蕎麦屋「しながわ翁
以前訪れて感激した、北安曇郡池田町の「そば翁」と同じ師匠の店らしいが…



残念ながら月曜定休でした🥲



看板建築の廃屋!?…ではありません イタリアン居酒屋「居残り連」でした(月曜休み)




5棟の古民家を再生したSHINAGWA1930とその奥の民家



北品川の釣船屋が密集する八ツ山下




江戸時代八ツ山(北品川)は東海道の名所だった。
八ツ山の由来は、以前ここに、「8つの岬があったため」、「8つの大名屋敷があったため」など諸説ある。麓の海岸八ツ山下には、船繋場があり、旅客や往来者が利用した。


歌川国貞 東海道名所之内 品川八ツ山下 江戸時代19世紀

船から八ツ山、品川宿、大名行列を眺める




蕎麦からラーメンに変更

品川女子学院近くの「中華そば和渦TOKYO」へ




特製醤油ラーメン
ワンタンが美味しかった


人気店のようです

★★★★☆

それなりに美味しかった


道路標識です



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安曇野「そば翁」