やまちゃん1のブログ

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美術、映画、文学、グルメ関係のブログです。


明るい空に溶け合わない暗い雲が湧き雷鳴が追ってくる、逃げるように猪股庭園の門をくぐると雨はまだ降っていない







中庭


居間から眺める苔庭、日よけだろうか白いシートが張ってある



居間の隣の婦人部屋の椅子に腰掛けていると、雨脚が日よけのシートを叩き出した





成城5丁目猪股庭園は、世田谷区成城にある世田谷区立の庭園。
『銀閣寺』の御用達庭師だった田中泰阿弥が作庭に関わった庭園と、昭和の有名建築家で “近代数寄屋建築の巨匠” 吉田五十八の設計による近代数寄屋作りの邸宅です。(竣工:昭和42(1967)年)




建物は、財団法人の理事長であった猪股猛の意向を汲み、武家屋敷風のやや無骨なグランドデザインに、開放的でモダンな要素が加わった感じです。





床の間も至ってシンプル





書斎には大きな開口部、四季折々の樹木を楽しんだのでしょう


書斎の奥には、水屋と二畳台目の茶室があります



水屋




下地窓に連子窓が連続する
掛込天井に明かり取りの窓




主屋の武張った造りとは一転して、瀟洒なプライベート空間ですね
 

猪股邸のもう一つの茶室は、主屋に渡り廊下を付けて、外に出ずに入室できます。







雨が過ぎ青苔が潤う
路地は雨に濡れ、飛び石が輝き、樹木の息づかいが感じられる










『「雨過青苔湿(雨過ぎて青苔(せいたい)湿(うるお)う)」は、松尾芭蕉が禅の師・仏頂和尚との問答の中で残した言葉です。 

直訳すると「雨が通り過ぎ、青々とした苔が雨水を含んで瑞々しく潤っている」という意味です。これは単なる風景描写にとどまらず、「過去や未来にとらわれず、今、目の前にある現実をあるがままに全身で味わう」という禅の境地(悟り)を表しているとされています。』Geminiより


このところ、超知能AIに取り憑かれていますが、猪股庭園の驟雨は心に潤いを与えてくれました


猪股邸の設計者吉田五十八について


吉田五十八(1894―1974)

『昭和期に活躍し、和風の意匠である数寄屋建築を独自に近代化した建築家である。 東京生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学美術学部)卒業。母校で教壇に立ち、多くの後進を育てた。

代表作は、第4期歌舞伎座1950年(昭和25年)、大和文華館、五島美術館、玉堂美術館、旧吉田茂邸(新館) など。』ウェキペディアより


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