やまちゃん1のブログ

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美術、映画、文学、グルメ関係のブログです。


横須賀線衣笠駅から徒歩15分、住宅地にある私設美術館「カスヤの森現代美術館」

初めての訪問、☀️です😯💦💦



目的は、会田誠の「混浴図」公開制作を見るため



2人展 会田誠・岡田裕子





ネギを持つサージェント・ペパーズのジョージ・ハリスンが目立つ😮

引用元∶2026.7.27日本経済新聞夕刊「美術家・会田誠が描く「混浴図」/愛と憂いで発信する日本」ネット画像より

(以下も写真はネット画像を借用しています)



左親鸞上人 「混浴図」への道より

会田誠はインタビューに、「混浴露天風呂という空間は他者に対して寛容であり、多様性が共存する理想の場所。しかし現実世界は不寛容さが目立つばかりでそうはならない。絵画の中くらいは、そうした理想の世界をつくってみたいと考えた。」と答えています。
会田はその存在の善悪を問わず、森羅万象の多種多様な存在を、親鸞を中心に「直感的に」かき集めたという。

さらに、「いずれは海外の人にも見てもらいたい」と話し「ウチの国で有名なあの人もいる」と海外受けも意識しているようだ… 孤高というかガラパゴス会田の変化は、岡倉天心の『茶の本』の解説を書いたことにも表れている…




岡倉天心は日本の伝統文化をあえて「英語」という西洋の言語を用いて世界に発信しています。

会田誠は従来のガラパゴス的、土着的現代美術から、現代の危機的世界情勢を憂い、モチーフに世界各地のキャラクター、名画、イメージを取り込み、日本文化(混浴温泉に象徴される愛の世界)を世界に発信しようとしているようです。


『茶の本』の解説の中で、「画材ではなく精神あるいはコンセプトとしての日本画」を目指すと語っている。(会田誠の絵画はほとんどアクリル絵具で描かれている)

村上隆が意図して、岩絵具や膠、和紙、金箔などを使用しているのとは対照的である。

はたして、どちらが『日本画』『日本文化』の伝統・魂を踏襲しているだろう…




会田誠《梅干し》2021 キャンバス、アクリル絵画、油絵具、33.5✕45.5cm

《梅干し》シリーズは、高橋由一の《豆腐》へのオマージュだという



高橋由一《豆腐》油彩 1877年 
金比羅宮所蔵

わたしには、西洋の画材を用いる高橋由一の《豆腐》も会田誠の《梅干し》も日本文化深く愛し、語っているように思える。

ここで、坂口安吾の「日本文化私観」の「問題は、伝統や貫禄ではなく、実質だ。」を思い出す。
実質は何か? それは、『混浴温泉世界』=『歎異抄』の世界かもしれない…




岡倉天心の『茶の本』と同じく、(天心に影響されて) 西洋の言葉(構造・システム)で日本文化を語り、成功した芸術家・作曲家に武満徹(1930―1996)がいる。

彼が作曲した『ノヴェンバー・ステップス』(1967年)は、琵琶、尺八とオーケストラのための音楽で、現代音楽の世界的名曲として認知されています。

日本画の岩絵具、膠、和紙といった画材と同じく、邦楽の伝統楽器、琵琶、尺八を使用し、いかにしてオーケストラとの競演を成功させたか…
は、また、別の機会に…


オールタイム、世界各国、異種混淆の混浴露天風呂は仏教的楽園世界

『混浴図』が『茶の本』のように日本文化を世界に発信し、共感をえられることを心から期待します


カスヤの森現代美術館について



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