やまちゃん1のブログ

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『「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が「ボーはおそれている」に続いてホアキン・フェニックスを主演に迎え、コロナ禍でロックダウンされた小さな町の選挙戦が全米を巻き込む大事件へと発展していく様子を描いたスリラー映画。

2020年、アメリカ・ニューメキシコ州の小さな町エディントン。コロナ禍のロックダウンにより息苦しい隔離生活を強いられ、住民たちの不満と不安は爆発寸前に陥っていた。そんな中、町の保安官ジョーは、IT企業誘致で町を救おうとする野心家の市長テッドとマスクの着用をめぐる小競り合いから対立し、突如として市長選に立候補する。ジョーとテッドの諍いの火は周囲へと燃え広がり、SNSはフェイクニュースと憎悪で大炎上する事態となる。一方、ジョーの妻ルイーズはカルト集団の教祖ヴァーノンの扇動動画に心を奪われ、陰謀論にのめりこむ。疑いと論争と憤怒が渦巻き、暴力が暴力を呼び、批判と陰謀が真実を覆い尽くすなか、エディントンの町は破滅の淵へと突き進んでいく。

保安官ジョーをホアキン・フェニックス、市長テッドをペドロ・パスカル、ジョーの妻ルイーズをエマ・ストーン、カルト集団の教祖ヴァーノンをオースティン・バトラーがそれぞれ演じた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。』引用元∶映画.com


左、保安官ジョー(ホアキン・フェニックス)と市長テッド(ペドロ・パスカル)



ジョーの妻ルイーズ(エマ・ストーン)



カルト集団の教祖ヴァーノン(オースティン・バトラー)



ジョーの部下の二人


アリ・アスター(米1986―)

『アスター:私からすると、私たちがいま生きている世界は「Twitterやソーシャルメディアがつくり出した世界」であるように思えるんです。ソーシャルメディアが現実を反映しているのではなく、ソーシャルメディアの影響が現実をかたちづくっている、と。多くの人々がニュースをSNSの投稿やミームから得ている。それがリテラシーの低下を助長していると思うのです。』引用元∶cinra.net

映画は、アリ・アスター監督がインタビューで答えている通り、「今、私たちはSNSが作り出した世界に生きている」と言う現実に対するブラックコメディだろう。

しかし、『ミッドサマー』がケルト・ゲルマンのドルイド教を物語の通奏低音にしたのに対して、『エディントンにようこそ』は、コロナ禍の主旋律に、カルト、陰謀論、近親相姦、SNS、データセンター、コミュニティ、ネイティブアメリカン、BLM、アンティファなどの装飾音が散りばめられ収拾がつかない?と言うのが感想です…


冒頭の砂漠を歩く裸足のホームレスとデータセンターの看板と丘の上の給水塔、ラストシーンの砂漠の中の不夜城のようなデータセンター、
日本映画の初めと終わりのようだ…


★★★★☆

それなりに楽しめました


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ケルト・ゲルマンのドルイド教
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