散れば咲き散れば咲き


灼熱の陽射しが降り注ぎ、庭の花も打ち萎れて見る影もない。
そんな中でも、目を楽しませる出色の長い通りがある。
例年、花の少ない真夏になると、
用がなくても、わざわさこの通りを抜けてみるのも一興である。

百日紅、灼熱の陽射しを浴びても、
まるでそれを恵みの雨とでも、大胆にも曲解するのか、
咲いては散り、また芽を出し、また咲いては散ること、
秋の半ばまでも延々と繰り返す。
何ともしたたかな花木である。

木肌の滑らかさに由来するとされる「さるすべり」の和名が、
その鮮やかに細裂かれたピンクの花びらからすると、
着目すべきところが、いささか方向違いのようで、
違和感すら感じるのは、わたしだけだろうか。

それはさておき、暑さもさておき、打ちひしがれそうな心もさておき、
この百日紅通りをさっと走り抜ける、
それだけで一服の涼があって救われる思いである。


「散れば咲き散れば咲きして百日紅」(加賀千代女)



☆おことわり☆

諸事堆積しておりまして、
しばらくのあいだ、
「フォトエッセイ」不定期更新とさせていただきます。
変わり映えしないブログに、
日々変わらず、温かな眼差しを注いでいただき、
まことにありがとうございました。
継続再開を期して、写真は撮り続けておりますので、
その日まで、お待ちいただきますよう、
よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駅/竹内まりや

 

 

 

 

古くからの友人、高木早苗さんが、松江市観光大使を務める京太郎さんと、

ご当地松江を舞台にしたデュエットソング、

『さよならだんだんまた明日』をリリースされました。
とても素敵な歌ですので、是非聴いてあげて下さい。

不肖私めの撮影した写真も少しだけ入れてありますので、よろしくです。

 

「だんだん」は、出雲地方独特の方言で、ありがとうの意です。

 

 

 

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