名残のバラ


所用で訪ねた知人宅。
バラ愛好家で知られる知人が、
丹念に育てているバラ庭がある。

用事を終えて帰り際、撮らせてもらっていいかと頼むと、
もう終わりかけているのでいいものは撮れないよ、
と云われたが、
名残のバラ、それもまたいいかと・・・・
撮らせてもらった。

名残の語源は、波(ナミ)残(ノコリ)、余波とも書く。
風が静まって後も、
なおしばらく波の立っていることから来たようであるが、
この言葉が人の心に強く刻まれるのは、
物事が過ぎ去ったあとの、気配や心象が、
その人の心奥深く残るからである。
特に愛しい人との別れを惜しむ心は、
長く切ない余韻を留める。

万葉集や源氏物語などの古典では、
幾度となくこの名残の情けが詠われる。

それほど、誰の心にも、
いつまでも名残を留める心象風景はあるものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏の名残のバラ/幸田浩子

 

 

古くからの友人、高木早苗さんが、松江市観光大使を務める京太郎さんと、
ご当地松江を舞台にしたデュエットソング、

『さよならだんだんまた明日』をリリースされました。
とても素敵な歌ですので、是非聴いてあげて下さい。
不肖私めの撮影した写真も少しだけ入れてありますので、よろしくです

 

「だんだん」は、出雲地方独特の方言で、ありがとうの意です。

 

 

 

振袖の振付方を詳しく解説した写真講座を公開しましたので、

興味のある方はご覧下さい。

 

 

 写真集の制作に興味のある方は、こちらを参考にしてみて下さい。

 

 今では遠き青春時代、私が書いたへぼ小説、興味ある方はこちらから

 

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