愚か者も、その愚かさにしがみついていると、やがて賢くなる。

 

ウィリアム・ブレイク (イギリスの詩人・画家)

 

 

 自分にも照らしてなるほどと思える言葉である。写真は、被写体の良し悪しでほぼ決まる。美人はだれが撮っても美人である。きれいな薔薇は誰が撮っても綺麗である。

 ところが、そのことに騙されて、写真の細かい欠点にはなかなか気づかない。それでも、いいつもりで長いこと撮り続けていると、やがて写真の欠点に目がいくようになる。

 そして、そのときになってはじめて過去の写真に恥ずかしさを覚える。自分の写真の欠点が明確になる。そこからが、本当の写真を撮る出発点となる。

 やはり、何の道でもそうであるが、経験がものを言う。経験とは、毎日こなした数のことだ。写真歴十年だと言っても経験十分かどうかははわからない。毎日どれだけの数のシャッターを切っているか、その数が経験だろうと私は思っている。

 そういう意味では、私もまだまだ未熟である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

振袖の振付方を詳しく解説した写真講座を公開しましたので、興味のある方はご覧下さい。

 

 写真集の制作に興味のある方は、こちらを参考にしてみて下さい。

 

 今では遠き青春時代、私が書いたへぼ小説、興味ある方はこちらから