安静室から部屋に戻った
もう10時前だった
院長先生の配慮で
本来なら出産前後を過ごす
二階へは行かなくていいように
一階のお部屋を使わせてくれた
二階には新生児室や褥婦さんが
たくさんいる
お見舞いに来る人も
幸せな顔をしてる
私たちは一階の端の方で
静かに過ごす
入院中は旦那も泊まっていいということで看護師さんが布団をひいてくれた
それからやっと飲食の許可が出て
看護師さんが
温かい食事を持ってきてくれた
ステーキがメインで
コースがまとめられたようなご飯だった
『お祝い膳みたいだね』
一口食べたら涙が溢れてきた
もう何を食べても栄養は赤ちゃんにはいかないんだ
そういえば今回の妊娠ではお肉が一切ダメになった
見るのも匂いもダメだったのに
それがおいしく思えるのが寂しかった
もうお腹にはいないのに
まだ胎動がある気がする
ぺちゃんこになったお腹をさわって
【あぁもういないんだった】
って思い出す
旦那が隣でいてくれる
息子は今回初めてママと離れて実家でお留守番
二人目を出産したのに
旦那と二人きり
ゆっくり過ごすなんてね
思いもしなかったな