核燃サイクル選択肢5技術 | Blog PEACE LAND

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なにが飛び出すかわからない・・・

「国の原子力委員会が設置した原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(鈴木達治郎座長)は24日、東京都内で会合を開き、事務局が核燃料サイクル選択肢の議論の軸となる5種類のサイクル技術を提示した。同委員会のメンバーもこれらの技術を軸に議論を進めていくことを了承。今後、各技術の安全性や経済性などを分析し、具体的な事業期間などを定めた政策選択肢を考える」という。
5種類のサイクル技術とは
1.軽水炉MOXサイクル:軽水炉から出る使用済み核燃料を再処理してMOX燃料を作り、専用軽水炉で利用。さらに使用済み燃料を再処理し、再利用を繰り返す。
2.軽水炉MOX限定サイクル:限定サイクルの場合は、一回だけMOX燃料を利用し、その後、直接処分する。
3.高速炉サイクル:使用済み燃料から出る有害なマイナーアクチノイド(プルトニウム以外の放射性物質)を高速炉の燃焼で減少させ、環境負荷の低減を図ることが可能。
4.高速増殖炉サイクル:発電しながら消費した以上の燃料を生成できるのが最大の特徴で、ウラン利用効率も軽水炉発電の0・5%に対し、理論上60%まで上げることができる。現行の政策大綱で技術確立を目指している。
5.軽水炉ワンススルー(直接処分):軽水炉で発電後、全ての使用済み燃料を直接処分する。再処理より、コストが安いとされている。
以上について、委員からは「すぐに実現可能な技術もあれば、程遠い技術もあり、技術成立度という視点も入れるべきだ」という意見も出ているという。1、2に関しては軽水炉でMOX燃料を使えば廃棄物がこれまで以上に増えるし、危険性も増す。3、4に関しては技術的に程遠い。そうなれば軽水炉ワンスル―しかないだろう。だから核燃サイクルは必要ない!!当然再処理工場は止めるべきだ!!

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